救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮は今どうなっているのか?東京連続集会96全報告



◆拉致問題を解決できなかったら、その罪は重い

飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表)
 みなさんこんばんは。拉致問題に対するあらゆる情報をもとに一緒に勉強する場が相当長く続いています。96回になります。
 今日は北朝鮮を取り巻く情勢について、三人に相当詳しく解説していただきました。私は全くの素人ですが、情勢、情報を以下に上手に使うかが一つの鍵みたいなものだと思います。こういう話は、政府、拉致対も一緒になって考え、勉強し、分析して、方向をさぐるのも必要ではないかと思います。
 私たちはすべての活動が実際に、日本人の帰国にどう結びつくかということでは、直接的に影響、効果を期待する状況になってきています。我々にはこういう情報から活動に結び付けられないんですが、我々が今年考えた活動方針のもとに頑張るしかないのです。
 家族会の皆さんが疲れている中、なんとか盛り上がりを冷まさないようにし、政府と北朝鮮に向けた強いメッセージにしたいなと思っています。
 政府の色々な活動の中で、いつも北朝鮮に対する非難は言葉が甘いような気がします。「今回の行動については容認できない」、「北朝鮮に強く抗議する」。これで終わっちゃってるんです。本当に抗議したのか、その返答はどうなのか、それを見て次にどうしようかと、私の感ではつながってないような気がします。
 従っていつも言っているように、活動したらしただけの効果と結果を出してほしいという考えは変わっていません。
 40年という月日が経ちましたが、これを単なる節目と考えられては困るんですね。本当に40年もの間、拉致被害者が苦渋の環境の中で、精神的にも肉体的にも我慢に我慢を重ねて、今でも助けを待っている。これが一日、一日積み重なって40年も経ってしまったという考えでいていただきたいと思います。
 また、なぜ40年もこの問題を解決できなかったのか。わが日本政府に責任もあるわけです。私はたまに強い言葉で、この問題を解決できなかった、何もしなかった、この罪は重いですよ、と。
 まさに拉致被害者の立場から考えれば、そういう思いがあって当然ですよね。家族会も救う会とともに20年活動してきましたが、やはり何十年という単位ではないはずなんですが、いつのまにか流れてしまったというのが現状です。
 今年はなんとか、解決の兆し、あるいは解決が見られるように、いつも期待を持って注目しています。今日はそういう気持ちだけを皆さんにお伝えし、今後とも一緒に戦っていくことをお願いしたいと思います。ありがとうございました
(拍手)。

以上


  
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