救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

拉致発覚から20年−我々はどこまで来たのかー東京連続集会93全報告



◆北朝鮮に日本は証拠を持っていると思わせることができるかが勝負だった

西岡力(救う会会長、東京基督教大学教授)
 私は佐藤所長から間接的に聞いたのだと思いますが、「輪転機を止めてほしい」という電話をかけられたと聞いています。そういう中で西村先生から「名前を出すかどうかは任せる」と言われたので、私も大変悩みました。
 西村先生は、「止めてくれ」との電話はきていないということでした。2つの考え方がありました。名前を出した方が、確実に日本人が拉致だと認識していれば、簡単には手を出さないのではないか。中途半端な認識ではやられてしまう。一方、「拉致はでっちあげ」と言っているのだから証拠を隠滅する可能性がある。朝鮮労働党が「なかった」といったらないんだということです。
 西村先生の質問主意書に対する政府の答えには、「安全」という言葉が繰り返し出ています。そういう緊張関係だったので、私はその中間の立場で、西村先生の質問に対する答弁が冷たかったら、危ないかもしれないと思いました。
 冷たい答弁が出ると、北から見ると、「これは情報に過ぎず日本政府は証拠を持っていない。それなら早く証拠を隠滅してしまった方がいい」と判断するだろう。逆に、「かなり前向きの答弁が出たら、既に証拠を握られている以上、証拠を隠滅しても意味がない。それならいつか人質として使うことも考えて大切にするのではないか」ということで、関係機関に色々な手を使って、どんな答弁になるのか聞いてみました。
 もちろん答弁は教えてはくれないのですが、「こういう質問をされることは歓迎します」と。そして、金賢姫さんが書いた二冊目の本、これは「忘れられない人」というタイトルの本ですが、「日本人の女子高生が拉致されている。その子は自分で洗濯することも知らない子だと招待所のおばさんに聞いた」という金賢姫の証言が出ていますよ、と教えてくれました。
 これは公開情報で、私は何回も読んでいたのに、その時それを忘れていた。そういうことを教えてくれること自体、かなり前向きの答弁が出そうだと思いました。それならこちらには証拠がある。確実な証拠があることを示した方がいい、と。
 そして世論に訴えて、国民全体がめぐみさんの名前を記憶した方が安全になるのではないかと思いました。その世論に訴えることが必要だということは、横田滋さんが、ぎりぎり悩まれた中で、新潟市のYさんということではマスコミは熱しやすく冷めやすいのですぐ忘れられるのではないか、と考えられたと聞きました。
 私も横田めぐみさんの拉致が明らかになる6年前、1991年に、当時文芸春秋社から発行されていた「諸君!」という月刊誌に拉致問題について論文を書きました。私は当時17人の日本人が拉致されていると、色々な証拠を出して書きました。しかし、全く無視されました。何も起きなかった。
 一方で、周りから「身の危険はないですか」と聞かれました。自衛隊関係者や外務省の人や公安調査庁の人にも聞かれました。「現代コリア研究所」には、このことが理由かどうか分かりませんが、匿名で、活字を切り抜いて貼り付けるものが送られてきました。年長者の方は覚えておられると思いますが、昔、「吉展ちゃん事件」という人質事件があり、その時の脅迫状のようなもので、「殺してやる」という脅迫状が来たりしました。


  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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日比谷公園1-3