救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

核・ミサイルと切り離して全被害者救出を先行させよ−特別集会全報告



◆米韓軍が北の治安を維持していれば自衛隊が助けにいける可能性が

西岡 力(救う会会長、東京基督教大学教授) 今の自衛隊の問題ですが、細い道があります。荒谷さんという初代の特戦群(特殊作戦群)群長が、荒木さん(特定失踪者問題調査会会長)が主催するセミナーで言っていたことです。
 今の自衛隊法では、当該国の政府が承認すれば邦人を輸送することができることになっています。北朝鮮が大混乱になった場合に、米韓軍が北進する5029作戦計画があります。その場合、米軍司令官が米韓軍の司令官になります。副司令官が韓国軍司令官です。国連軍の看板と二つの看板で行くわけですが、
 混乱状態の中で自衛隊だけが単独で作戦することは軍事上不可能だと思います。韓国軍の国防研究所の元所長に来ていただいた時に、「来られても迷惑だ」と言われました。「日本が同盟国でないので、作戦情報を共有できない」と。「作戦情報を共有してないところで部隊を動かすと、敵かもしれないと思って我々は攻撃するかもしれない」と。しかし、「韓国軍の作戦のミッションの中には、不法に抑留されている外国人を解放することも入る」と言われました。
 ただ、戦闘状態になっている時に、戦闘とは別のミッションを持った部隊を動かすのはかなり大変だということはよく理解できるんですが、米韓軍がほぼ治安を維持している場合、一部の地域でまだ被害者が工作機関員に抑留されて立て籠もっていたり、その可能性がある場合に、当該国政府というのは占領軍の司令官になるので米軍司令官が当該国政府になるという国際法上の解釈があり得る、ということです。
 イラクで政権が崩壊した後、米軍が出て行った時、米軍司令官が治安を維持している時に、あるマスコミ関係者、日本人の記者たちがあるところに閉じ込められていて、自衛隊で移送を要請して、自衛隊は米軍司令官の承認のもと、マスコミ関係者を移送した例がある。
 5029作戦計画が発動され、ある地域を米軍が完全に支配した中で日本人を移送するということが必要となった場合に、自衛隊を使うということは、細い道だけれどもあり得る。
 しかしそれでも被害者がいる場所というのは工作機関の中です。例えば金正日政治軍事大学には約千人くらいの一騎当千のテロリストがいるわけです。重火器もある。それを武装解除しにいくというのは大変なことです。
 そういう部分は、危険だから自衛隊が行きます、と。日本人がいるのだから、戦略的話し合いができれば、行けるのではないか。これは我々が10年くらい前からずっと政府に言い続けていることです。しかし、そういうことを準備しているということを北に知らせるのはよくないので、静かに準備してもらわなければ困ると言ってきました。
 平時に、米韓軍が動いていない時に自衛隊が助けに行くのは一つのオプションですが、それは具体的な情報がないとできない。抑留された直後なら分かりますが、なかなかそれは難しい。
 次に自衛隊が動けるのは北朝鮮が崩壊した時です。混乱が起きた時、米韓軍が動いた時にどうするか。まず集団的自衛権の問題をクリアーして、日本も一緒に戦うということを見せて、誰が助けるかということではなく、日米韓で軍事作戦をするという状況になれば、一番助けやすい人に助けてもらえばいい。
 集団的自衛権の行使さえもできないと言いながら、アメリカに何か頼むとか、韓国に頼むというのはあり得ないことです。それは一歩進んだとは思っています。
 あとは5029作戦計画が、日米韓の作戦計画になることができるのか。そこに行くためのプロセスがたくさんあるわけですが、それより先に崩壊してしまうかもしれないとすれば、できることは何なのかを静かにシミュレーションして準備してほしいと思います。
 これは中山恭子さんが第一次安倍政権で補佐官だった時に、「できる限りの準備はしています」と私は聞いています。それ以降10年経っているわけですから、できることは何なのかについて区分けと準備は一定程度されているのではないかと期待しています。
櫻井 今軍事の面を中心に答えていただきましたが、軍事的な手段まで考えなければ拉致問題が解決できない局面まできているのか。その前に打てる手はないのか。もちろん軍事的背景をきちんと持っておくことが外交においてとても重要だということは認めますが、今の日朝関係の中で、5029作戦に行く前に、私たちができること、またすべきこと、障害は何かについてもお話いただければと思います。


  
■ サイト内検索 ■


■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ 映画「めぐみ」 ■ 

映画「めぐみ」

■ 書 籍 ■

国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3