救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮最新情勢と救出戦略ー東京連続集会92全報告



◆辛光洙のテレビ登場は日本へのメッセージとは思えない

西岡力(救う会会長)
 辛光洙のことですが、私があの時言っていたのは、辛光洙が逮捕された時、1985年、北朝鮮の新聞を調べてみたら、北朝鮮は辛光洙を「北朝鮮人じゃない」と言っていました。「この事件はでっち上げだ」と。韓国がでっち上げた、と。「わが国国民じゃない」と言っていたのです。
 わが国国民じゃない人を、なぜ長期囚として迎えるのか。だから韓国大使館に行って、(北朝鮮が)「こういうことを言っていた人だから送らないでください」、「おかしじゃないですか」と。北朝鮮は違うと言っていたんです。ところが帰ったら英雄になった。
 実は長期囚の問題を提起したのは韓国の「マル」という左翼の月刊誌ですが、その後ろに北朝鮮勢力があって、金正日は気づいたんです。辛光洙が韓国にいるというのは時限爆弾だったのです。
 辛光洙は原敕晁さんのパスポートを持って捕まりましたから、原さん拉致についてだけ自供した。しかし、地村さん夫婦を拉致している。田口八重子さんを教えていた。めぐみさんと曽我さんも教えていた。5人知っていたんです。
 2000年の段階で彼を確保できていれば、めぐみさんや、八重子さんや、地村さんたちが北朝鮮に確実にいるということを我々は知ることができた。北からすると、事件爆弾だったから長期囚を返せという運動をしたのだと思います。
 しかし、当初は「でっち上げ」と言っていたんです。その話をした記憶があります。
 今回の辛光洙のことについて色々分析してみたんですが、「朝鮮中央テレビ」に映ったんです。「非転向長期囚たちがあの集会に参加しました」と言って、キャプションが出ていましたが、辛光洙の名前は出ていませんでした。
 座っていた位置も、一番前ではなく、3階席の一番前でした。そんなにいい所にはいなかった。「朝鮮中央テレビ」というのは北朝鮮の国内のテレビです。日本に何かメッセージを送りたいなら、海外で見られる「労働新聞」や「朝鮮中央通信」にも少なくとも出すはずです。それには出てなかった。
 あの大会自体が統一運動をやっていた組織の70周年の大会ですから、その中で、南で統一運動に頑張った英雄たちを招待した。」そこにたまたま辛光洙がいて、ちらっとだけテレビが映した。傍受をしている「ラジオプレス」がそれを流した。なかなか目がよくて見つけた。原稿に書いたけれども、2、3日後にやっと日本のメディアが放送した。
 報道してもらいたかったら、もっと北朝鮮が色々なことを言ってきたはずです。そういうことを考えると、「辛光洙がまだ英雄で拉致被害者を返すつもりはない。金正恩政権がそちらに舵を切った」というようなメッセージだと嫌だなと思っていたんですが、そうではないのではないかと今は思っています。
 それより、安倍批判をしていないということの方がメッセージとして大きいのではないかと、今の所思っています。


メモ

 参加した萩原遼氏より、北朝鮮の小説家が秘密に書いていた独裁体制を告発する「告発」という小説が、2014年に秘かに韓国に渡り、韓国で本になったこと、またそれを萩原氏が日本語に翻訳し、出版されたことが紹介された。筆者は北朝鮮でまだ捕まっていないという。「告発」太陽出版刊(1500円税別)
以上


  
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「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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日比谷公園1-3