救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮最新情勢と救出戦略ー東京連続集会92全報告



◆人命を救える日本に

横田早紀江(横田めぐみさん母)
 みなさんこんばんは。長い間ご支援をしてくださってありがとうございます。私たちも歳をとりまして、私は声が出にくくなりました。日常生活がしんどいなと思うこともあります。話もうまくできなくなっています。
 (拉致問題は)ものすごい問題なんです。考えてみたら。戦争もしていないのに、戦争を放棄して平和を求めてここまで国民が一緒に頑張ってきている国で、自由ななかで生活している普通の人を「連れてこい」と指導者が指令を出して、何の罪もない人を、皆様の誰かだったかもしれない、誰がやられるか分からない中でぱっと捕まえて、そして40年間向こうの教育をされて、向こうの思うように使われています。
 生きているのか死んでいるのか分からないという時間が長く、本当に地獄のようなことが延々と今でもまだ続いているわけです。そしてどんな親も、息子さんやお嬢さんが今日帰ってこないかと思っています。「どこかの角で見たけどいなくなりましたよ」ということが分かって40年間、自分がそういう状況におかれたら本当にどうなさるでしょうかと、私はいつも思うんです。
 これはもう一人、二人の問題ではありません。選挙に立たれて、国家と国民のために私が頑張りますからと手を挙げて国民に選ばれた方々が上にいらっしゃるんです。すばらしい才能で、東大とかすばらしい大学に行かれて、ものすごい知識を持ち、今の状況の中に置かれている方々を私たちは選んで、本当に期待に応えてくださると信じて、みんなが一生懸命お願いをしてきたわけです。
 1年か2年、せめて3年くらいで動けば、それはまだ常識的な範囲かもしれませんが、40年なんですよ。私は80歳になりました。半分の人生が、苦しみと悲しみの中で、日本という国はどうなっているんだろうと本当にこの頃思います。
 本当に立派な方々がたくさんいらっしゃるのに、なんでもっとすばらしい知恵が出せないんだろう。私は拉致対策本部の局長さんにも前に申し上げましたが、色んな知恵を出して、色んな方法を考えて、色んな知識を入れながら、こういう形でやってみようとしてやっぱりこれは失敗だったので、じゃあこれをやってみようとしてそれもまただめだった。そんな風にたたみこむように次々と知恵を出しながらやっていけば1年はすぐに過ぎていってしまうんですよ、と言ったことがあります。
 「それはよく分かっています」とおっしゃっていましたが、命を助けるということは、お医者様だって助けるために何十時間もかけて手術したりします。大変な思いで集中してやって、助かったと喜ばれるわけです。一人の命を助けることが、どれだけ大きなことか。人間の最高の希望ですし、当然やらなければならないことです。そうするしかないんですね。
 こんなに理不尽な形で、平和な日本の中で、町の中から浜辺から、がっと捕まえられたままで船に乗せられて、向こうの恐ろしい国で、完全に監視されながら、どんな思いでみんなが過ごしていることか。帰国なさった方々も、まだ完全に解けていらっしゃるのだろうかと思うくらいです。関係がよくなって、みんなが帰ってこれるようになった時に初めて、みんなが自由というものを得るのだろうと私は思います。
 こういう問題が日本の中でありながら、本当に人命さえも救えないでいるような国が、どれだけお金があって、どれだけ裕福であっても、心なんか何もないと思いませんか。私はこれが悲しいんです。
 何とかして頑張って、元気な間に、日本の国家ってやはりすごいねと、どの国がみても粘って最後はやるねというような国であってほしいと思います。どうかこれだけは必ず取り返さなければならない。本当に元気で帰って来てもらいたい。そして日朝がけんかするのではなく、向こうもいい国になってもらいたい。
 今日の話にもありましたように、少しずつ、色々な形で変わっていくものだなと思いました。人間の力ではどうにもならないような問題もありますが、変化していく中で、大事な時を捕えて、そちらが間違っていることをしたので、これは返さなければならないのだと、そしたら互いに平和になるんですよ、と言い続けなければならないと思います。
 孫との再会のことでこの間色々なことがありましたが、命の問題が怖い国ですので、うっかり向こうから話を聞き出すとか、こうなんでしょうと孫との会話の中でしますと、帰ってから孫がどんなことになるか分からないので、いつもそのことを考えながら、喜ばしいなかにあっても緊張して怖い再会でした。
 言うだけのことはきちんと話しておかなければいけないので、独り言のように、おばあちゃんは思っているのよという言い方で、「めぐみちゃんは、お母さんは必ず生きているとおばあさんは信じていますよ」と話しました。
 また、「他にも帰れない人がいっぱいいて、その方々がみんなあなたぐらいの生活をしているということが家族の方に分かれば、皆が安心するでしょうね」という言い方しか話せませんでした。そして、「みんなが帰ってきたら両方がすごく平和になって、いい関係になるのにねえ」と。
 この前の写真も、色々な問題が後ろにつながっていることがあるので、命の問題がかかっているということは、私たちにとってはとても怖いことです。もしも変なことになったら大変だとの思いを抱えながら、家族会は頑張っています。
 みなさん高齢になられて、早くしないと会えないということが起きますので、これは絶対に許せないと、日本全部が心を合せて祈りと力で言い続けて、取り返さなければならないことだと思っていますので、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。ありがとうございました(拍手)。


  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3