救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮最新情勢と救出への展望−東京連続集会90全報告



◆被害者を返したくないが対日接近はしたい

西岡力(救う会会長、東京基督教大学教授) しかし彼らも、偽の遺骨を出してきたのは統一戦線部だと思いますが、ただ黙っているわけではなかった。「口では日本が嘘をついた」と。「1200度で焼けばDNAは出ないはずじゃないか」と。しかし、日本側は誰も、「1200度で焼けばDNAは出ないことが分かった」とは言っていないんです。
 自分たちが1200度で焼いて2回目に松木薫さんのものという骨を出してきた時に、「DNAは出なかった」と日本が発表したから、「同じ火葬場で1200度で焼いたから出ないはずだ」と向こうが言ったのです。
 そう言いながら向こうは技術の研究をした。確かに日本の技術では死亡の時期も分かる。簡単に「死亡の証拠」といって骨を出すことは難しい。ではそれ以外の「死亡の証拠」を出せるか。これは大変困難です。
 それ以外の証拠を、彼らは2002年から4年にかけて出せなかったんです。死亡診断書を出そうとしましたが、偽物だった。新たな死亡診断書を出してきても、では最初のとどういう関係があるんだということになります。
 交通事故調書も写真も名前もないものしか出せなかった。では、本当の調書がありましたと言えるか。整合性がとれません。そしてそういう紙が本物かどうかは証明はできないんです。それが死亡の証拠だと言えるか。
 物理的な証拠と言えば、やはり遺骨しかない。そこが焦点になる。その場合に、死亡時期が分かるかどうかが勝負です。そういうことを繰り返し言ってきました。多分彼らも、私の発言だけでなく、それぞれの情報関係者の発言も北朝鮮に緊張感を与えていましたから、彼らも緊張していました。
 しかし数年前から、ある温度で焼いたらDNAは抽出できるが、死亡の時期が分からない温度帯があるということを北朝鮮は察知して、「ヨーロッパの病院で実験をしていた」という情報を複数入手しました。
 ある骨が来た。ある温度で焼いた。日本の技術はすぐれているからDNAを抽出できる。しかしDNAは分かるが死亡の時期は分からない。そこであるずれが生じる。そういう温度帯があるという実験をしているというのです。大変緊張しました。
 そしてもう一つ。これは先ほどの「Nature」の話と関係するんですが、北朝鮮はもう一つの実験をしている。他人の骨を高温で焼いて、そこに被害者本人の垢や汗を混入させる。高温で焼くからDNAは出ないが、混入されたDNAが出る。そういうことができないか。洗浄してもそれが出るようなことはできないか。これは「Nature」の逆です。
 そういうことができるのではないかと言われたから、じゃあ実験してみようということになったのではないかと私は推測しています。つまり、被害者を返したくないが対日接近はしたいと考えていて、実験しているわけです。
 統一戦線部が最後まで被害者を返すことに反対しているようです。2年前の交渉は、私が聞いた情報では、統一戦線部が主導しているということだったので、余計に心配しました。


  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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