救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

東京連続集会89 最終決戦は続いている 制裁強化と国際連携の圧力で全被害者を救出しよう



◆平和と安全は戦って自分たちで守らなければならない

増元照明(増元るみ子さん弟)
 お疲れさまです。いつもありがとうございます。
 今日は飯塚代表が体調を崩して、こちらにこられないので、皆さんに宜しくとのことでした。私も2月の初めに腹膜炎を患って10日ほど入院しました。ちょっと遅れれば危なかったようです。そういう歳というか、人間には何があるか分からないというのが今の状況です。
 いつ倒れてもおかしくないというのが現状ですが、そんな中、国連ではああいう決議がありました。
 私は言葉の遊びみたいな感じがするんですが、「最終決戦が続いている」、その前は「最後の決戦だ」とか。もうそういう悠長なことを言っている状況ではないのが家族の現状です。
 先ほどから朝鮮総連のことが度々でましたが、現行法で朝鮮総連に圧力をあかけられないという話がありますが、破防法をかければいいだけのことじゃないですか。破防法があるんですから、それをかけるべきだと思います。
 これ以上朝鮮総連に自由にやらせることもないし、ましてや援助を出させることもないでしょう。神奈川県はまだ出そうとしているようですが。こんなことを国民が許していること自体が、北朝鮮を支援、支持している団体を許していると言う状況になりますからね。これはやはり、変えていかなければならないのではないでしょうか。
 制裁に関しても、日本があらゆることを、現行法でやれることをすべてと言っていますが、なんですべての人間を止めないんでしょう。すべての送金もなぜそう言わないんでしょうか。送金は止まっていますが、なぜ人を止めないんでしょうか。
 あの人たちは朝鮮籍の方たちですよね。日本人が苦しんでいるにも関わらず、それを支持している団体の組織員ですよ。それをなぜ私たちが許しているんでしょうか。それは人道ということなんでしょうか。
 じゃあ、拉致被害者の人権とか拉致被害者の今の境遇は、どういうふうに考えるんでしょうか。その方たちは。そう思うと、なんてゆるい国なんだと思います。報道も含めて、なんてゆるい報道なんだ、と。私たちの危機感を全然分かっていただいていない。
 先日「産経新聞」に、「今回の制裁法に関して、もっと厳しい法案を」という家族会の意見に、政府高官の方たちか代議士か分かりませんが、「家族の気持ちも分かるけれども、外交問題だから」と言っているバカな人もいるんです。
 外交問題ですか、これ。犯罪でしょう。人さらいでしょう。人質をとってたてこもっている犯人に、何十年も余裕を持たせて、取り戻せない国というのは未来がありませんよ。国民を守れない国に未来があるわけがないでしょう。それを安倍さんは言うべきだと思いますよ。国民に対しても。
 このままでは未来がない国なんだ、と。私たちの国は。現行法でも、現憲法でも、国民の命を守るためには、私たちは戦うんだと、それくらいの覚悟を言うべきじゃないですか。
 先日、シールズを支援するために香山リカさんという人が、「平和と安全は戦って、勝ち得なければならない」という演説をしたらしいですが、趣旨は一緒だと思います。平和と安全は戦って自分たちで守らなければならないんですよ。それが国というものであり、国民の義務じゃないですか。それを考えなきゃいけないのに、もうこんなに長くなってしまった。
 家族会が発足したのが1997年です。その時に言われたのは、これまで私たちが黙って20年という月日が過ぎてしまいました。今後も私たちが黙っていると、また20年という月日がそのまま何も起こらず過ぎますよ、ということです。
 そこで私たちは覚悟をして、実名を出して運動を続けてきました。結局、5人は帰ってきましたが、20年近く経って解決にも至っていない現状を、私たちはもっと考えるべきですよね。
 北方領土のこともそうですが、何十年も解決しない問題を、ただ運動しているだけではすまない状況になっているのではないでしょうか。拉致問題を北方領土化してはならない。竹島問題化してはならない。これは人の命がかかっている問題です。そのことをもっと強く訴えていかなければならないと私は思っています。
以上です(拍手)。

  
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