救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

東京連続集会89 最終決戦は続いている 制裁強化と国際連携の圧力で全被害者を救出しよう



◆返すことを前提にした実質的な交渉はまだ始まっていない

西岡力(総合司会、救う会会長、東京基督教大学教授)
 しかし、なぜこんなに危ないことになってしまったのかと言うと、ストックホルム合意に根本的な欠陥があったからというのが我々の主張です。合意をするのであれば、被害者を返すという裏約束を取ってから合意をすべきだった。
 3月以降、北朝鮮が拉致を含む協議に応じると言ったことは進歩です。よかったと思います。しかし、すぐ5月に合意をしてしまった。合意を見て、紙に書いてないけれども、北朝鮮が返すという約束をしたんだろうか。返すことが前提で日本人妻問題や、終戦時の遺骨問題が入っているのだろうか。そういうことであれば評価できないわけではないと思いました。
 そして当時は色々な情報が乱れ飛んでいました。日本経済新聞は、「30人のリストが来ている」と報道しました。外務省筋のリークでは、「今回の交渉の相手は国家保衛部だ。国家保衛部のミスター金と田中均局長が交渉していた時に出てきていた男で、信用できる。国家保衛部は秘密警察だからすべてのことが調査できるんだ」と。こういうのがたくさん出てきました。
 我々専門家からすると、国家保衛部は党に権限がなく、拉致をしたのは党ですから、全く北朝鮮のことを知らないリークだったのですが、一時本当に被害者が帰ってくるのではないかと雰囲気が盛り上がりました。
 私は逆に見ていて、「裏約束で返すということが詰まってないんだな。危ない。返さないのに日本に接近してきたということは、新たな死亡の証拠を出そうとしていると思われる」と。
 つまり、本当に返すということのためには、返す条件の裏交渉が必要なんです。彼らは被害者の名簿を持っているわけです。そして2002年に返せなかった理由もあるわけです。その理由があるにもかかわらず返そうと彼らが思うかどうか。それは返さなければどれだけ不利益が来るかということとのバーターでなければならない。
 2002年には、日本から100億ドルのお金が来ると北朝鮮の内部では言われていました。それでもめぐみさんたちは秘密をたくさん知りすぎているので返さなかった。アメだけでは絶対帰ってこないんです。制裁と国際連携の圧力で、彼らと被害者を帰す条件を話し合う交渉に引きずり出すということ以外に、助け出す道はない。
 それは我々がずっと言ってきたことですが、一昨年は条件の話し合いをしないで表の合意をしてしまった。そこが失敗の原因だったと思います。北朝鮮側は、4つの分解を作ったんだから日本人妻や終戦時までの遺骨の問題を先にやりたいと言うし、日本側は拉致が最優先だと言う。そこことさえ詰まってなかったんです。北朝鮮側は、金正恩は、「話が違うじゃないか」と言っています。
 安倍政権は、「拉致が最優先であることを繰り返し北朝鮮に伝えた」と言っていましたが、本当に伝わっていたのかという疑問が出てくる状況です。つまり、返すことを前提にした実質的な交渉はまだ始まっていないんです。それを始めるには圧力以外にない。


  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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日比谷公園1-3