救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会85 全記録



◆タイは子どもの世代、ルーマニアは兄弟の世代が救出運動

海老原智治(北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイ代表)
 タイのチェンマイで、北朝鮮に拉致された人々を救援する会チェンマイを主宰しています。いつもチェンマイに定住していて、そこを拠点にして活動しています。
 アノーチャー・パンジョイさんは、タイで唯一認定された被害者で、チェンマイが出身地です。ご家族もチェンマイに住んでいて、2005年にタイ人拉致が判明して以来、一緒に活動してきました。
 それが今年5月になって悲しいことがあり、5月1日、拉致被害者アノーチャーさんの最も近しい肉親である実のお兄さん、スカム・パンジョイさんが亡くなられました。スカムさんは日本に来て国民大集会にも参加しています。お歳は69歳で、死因は白血病ということでした。
 1998年、妹のアノーチャーさんがマカオから拉致されました。それから2005年に拉致が判明するまで、どこに行ってしまったのか全く分からなかったそうです。曽我さん、ジェンキンズさんが日本で証言された外国人拉致被害者の存在の中に、アノーチャーさんがいたことから拉致が判明したわけです。
 それ以来、いつ妹に会えるのかということで活動してきたわけですが、結局思いがかなわぬままご逝去されたということです。
 既にお父さん、お母さんは亡くなっており、最も近しい親族が実のお兄さんであるスカムさんだけだったわけですが、これで親の世代だけでなく、兄弟の世代もいなくなってしまったという段階に入りました。
 今活動を引き継いでいるのは、スカムさんの長男であるバンジョン・パンジョイさんで、アノーチャーさんから見ると甥に当たります。この方が今家族の代表ということで、引き続きこの問題に当たっていくと、お葬式の直後に表明しています。
 そういうことで、ご家族は決意を新たにして、国際連携のもとに必ずアノーチャーさんの帰国を実現する、他の被害者の方々の帰国も実現すると強く言っています。世代交代が進み、家族の中でも問題に取り組む人が減り、拉致被害者の記憶を持っている人がうすれていってしまうということがあります。
 さいわいバンジョンさんは、小学校4年生の時に叔母のアノーチャーさんが拉致されているということで、まだ明瞭に叔母の記憶を持っています。当時アノーチャーさんは家が貧しくて、農家の娘だったアノーチャーさんが出稼ぎに行って、一番上のお兄さんだったスカムさんが家を守って農家を続けてきたんですが、大きなお土産袋を持って時々は帰ってきて、優しくて明るい叔母だったということを明瞭に記憶しています。
 そして帰国実現まで努力すると今回も表明しています。そういうご家族に追い風を送るのも重要な役割だと思っています。
 タイとは若干ずれますが、もう少し国際連携を続けてきた国にルーマニアがあります。ルーマニアにも拉致被害者のドイナ・ブンベアさんがいます。これも曽我さん、ジェンキンズさんの証言で2005年に拉致が明らかになりました。ドイナさんは既に平壌でお亡くなりになっていることが判明しています。
 弟さんがまだルーマニアに残っていて、拉致の解決を訴えていますが、昨年ドイナ・ブンベアさんのお母さんが97歳くらいでお亡くなりになっています。そしてガブリエルさんの上のお兄さんも同じ年に亡くなられ、ルーマニアにおいても歳の離れた弟が一人で頑張っているという状況で、タイもルーマニアも家族の世代が代わり、ますます彼らの活動も盛り上げて、同時解決をめざしていかなければならないと思っています。
 私もそのような役割を達するべく努力したいと思っています。以上。ご報告とさせていただきます(拍手)。

以上

  
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