救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「北朝鮮の「拉致解決済み」暴言に抗議し政府に毅然たる対応を求める緊急集会」全報告



◆「ちょっとでかけてくる」と言ったきり

矢島文恵(荒谷敏夫さん妹) 富山県の旧新湊市で、昭和47年、今から約40年前に25歳の時に失踪しました。「ちょっとでかけてくる」と言ったきり帰ってきませんでした。父は兄の拉致疑惑を知らないまま、平成12年に亡くなりました。
 母は今92歳で、風邪をひいたり、熱が出たりしています。去年は脳梗塞を患い、五分五分と言われたんですが、先生が「奇跡の生還だ」とおっしゃいました。それは息子に会いたい一心だと思います。
 本当は会わせてやりたいので、一日も早く帰ってきてほしいと願っていますが、皆さんが先ほどから言われた通り、やはり確実に帰ってこられるようにしてもらいたいと思っています。
 旧新湊市は富山県高岡市の隣接する市で、あの有名な辛光洙が高校を卒業したところです。おそらく土地勘があったと思います。私の兄はまったく目撃証言などがないのですが、庄川という一級河川の近隣はかなりの数の行方不明者が出ています。
 残念ながら、いなくなったことを知られるのが嫌なので、ほとんどの方は何もしていないんですね。私はたまたま東京に住んでいまして、荒木先生や色々な方にお会いする機会があり、横田早紀江さんの集会にも参加させていただきました。
 「みなさんが長いことかけて培ってこられた会に参加させていただくのは非常に心苦しい」と申し上げましたら、「そんなことはないですよ。一人でも多く参加すれば、それだけ会が大きくなって力になるし、発言力も注目度も高くなるからどうぞご利用ください」と快くおっしゃっていただきました。
 それを心の杖として12年間やってきました。何の確証もないんですが、荒木先生が、「あの辺はいっぱい拉致されているから、独り者でまだ結婚もしていないし、何か見てはいけないものを見てしまい、どこかでばったり会ってやられたのではないかと思いますよ」とおっしゃって下さいました。それを頼りに今日まで頑張ってきました。
 どうか皆様、関心を失わずに、我が子だったら、隣の息子さんだったら、親戚のお嬢さんだったらという気持ちで、これからもどうぞ宜しくお願いいたします(拍手)。

  
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