救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「北朝鮮の「拉致解決済み」暴言に抗議し政府に毅然たる対応を求める緊急集会」全報告



◆外務省に任せるから成功に結びつかない

松原 仁 まず状況ですが、張成沢処刑以来、中国が北朝鮮に圧力をかけている。米国がかつて北朝鮮を「ならずもの国家」と言って圧力を加えた時に、北朝鮮は日本に近づいてきた。従って、今回の北朝鮮に対する圧力は極めて有効で、中国と北朝鮮が険悪な時にこそ拉致問題を解決する国際的環境が整っているということを大前提で考えなければいけないことだと思います。
 従ってこのチャンスに安倍政権が拉致問題の解決をはかるのは当然です。しかし、それ以上に私が言いたいのは、北朝鮮が「ならずもの国家」であることは分かっているんです。だからけしからんということも分かっているんです。日本側がどうなのかが問題なんです。
 日本側がきちんと北朝鮮に対して譲歩するような交渉をやっているのが問題なんです。外務省がやっていることが問題なんです(拍手)。私が担当大臣をやっている時、北京で会談がありました。私はその時官房長官に、「外務省だけがやるのはおかしい。拉致問題対策本部も入れさせろ」と言いました。官房長官は、「いいよ」と言った。
 何が起こったか、みなさんにこの際はっきりと言いたい。結果として、外務省が泊まろうとするホテルに拉致対策本部が泊まろうとした。そしたら外務省はホテルを変えたんですよ。外務省が行こうとする飛行機でに拉致対策本部が行こうとしたら、外務省は飛行機を変えたんですよ。どういうことですか、これは。
 外務省は要するに拉致対策本部と一緒に行動していることを北朝鮮に見せたくないんですよ。これが一番の問題なんです。今も12年前もそうです。12年前も死亡診断書を確認しないで、「あなたのお嬢さんは死にました」、「あなたの親戚は死にました」と言ったのは外務省です。
 私は、前回友愛会館で緊急集会をやった時に、外務省に対する不信感が大きいことを敢えて言いました。もう一回、それを考えなければならない。北朝鮮は「ならずもの国家」です。「ならずもの国家」に対して、外務省が本当に日本側に立ってやってくれるのかどうか。私は極めて大きな不信感を持っている。
 もう一つある。先ほど平沼さんがおっしゃったように、朝鮮総連が会館売却に関してマルナカが落札したのに、1億円の供託金で最高裁判所が延期した。これは北朝鮮に対する大変なカードです。安倍政権はこういうことを含めて勝負に出たはずなんです。
 さっき言った中国との関係を含め、北は必ず拉致問題に関して誠意ある回答をせざるを得ない環境なんです。それを、安直なハードルにどこかが下げたのではないかという疑念を持っています。
 中山恭子さんが言われたように、外交交渉において、農産物交渉は農林水産省と外務省がやる。農水省が主でやるんです。日米自動車摩擦は、経済産業省と外務省がやる。経産省が主でやるんです。
 外務省は人質解放についての知見も経験もない。それは警察がやるんです。警察がやって外務省も座るんです。であるならば、この議論は、外務省主導ではない。外務省は日朝平壌宣言のことを考えていればいいでしょう。この問題は、警察が主体であるのは当たり前です(拍手)。そのことは後で中山さんが詳しくおっしゃると思います。
 そして同時に、北朝鮮の当局者に対し、交渉の現場で、彼らにとって朝鮮会館の売却がすすむというのは最大のカードです。「あなたたちが誠意ある対応をしなければこの売却延期は解除される」というくらいのことを言わないで、どうしてこの問題の解決ができるんですか。
 しかしこれは、外務省の交渉範囲の外にあるから彼らは言えないんです。そういったことをすべて考えても、この交渉を外務省に任せていることが成功に結びつかない証明だろうと考えています(拍手)。
 そういう意味で、今日は、議連その他でも、外務省でないところが交渉すべきだという話がありました。その通りです。北朝鮮の問題ではないんです、これは。相手は「ならずもの国家」なんです。我々がどう対処するか。これは我々の問題だと思っています。そのことを総理に強く訴えて、総理は分かっている筈ですから、今までの流れで外務省が主導でやるのなら、これは違うぞと、総理の肩を押して、総理が「もう外務省主導じゃない」と言うようになさしめていくのが我々の応援ではないかと思います。共に頑張りたいと思います(拍手)。
西岡 ありがとうございました。続いて、元拉致問題担当大臣で、次世代の党の拉致問題対策本部長の中山恭子先生お願いいたします(拍手)。


  
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