救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北の「特別調査委員会」をどう見るか−東京連続集会80 全記録



◆人の往来に関する規制解除が一番の狙いか

 前回からの大きな動きは、7月1日に日朝政府間協議が行われて、北朝鮮側から特別調査委員会について説明が行われたということです。お手元の資料に、日本側代表団が作った「北朝鮮側からの説明概要」というものがあります。
 これは北朝鮮側の説明を日本側が聞いて、概要として公表したものです。日朝が合意した文書ではありません。今回の日朝協議は、前回の日朝合意に基づいて北朝鮮が特別調査委員会を作る。そして調査を開始する。その時点で日本側は3つの制裁を解除するということを合意したわけです。
 そして日本側はその特別調査委員会を権威あるものであることを、実質的に調査が行われているものであることを、彼らの説明を聞いた後判断して、それで制裁を解除すると言っていたわけです。
 ですから、現場で制裁を解除すると通告しないで、彼らの説明を聞いて、まとめて、「これを安倍総理に報告します、これでいいですね」と言って、北が「これでいいです」と言った文書がこれです。
 北朝鮮は口頭で読み上げたそうですが、原稿を持っていたというからもんできた文章だと思います。それを日本に持ち帰り、安倍総理以下が判断して、本当に調査が行われるということを認めるということで3つの制裁を解除しました。
 念のためその3つを言います。一つは人の往来に関する規制を解除した。今、北朝鮮国籍者の日本入国は原則として禁止されています。北朝鮮の船員は、今入港禁止ですから来られないのですが、普通は別の船に乗って船員手帳を持っていればビザがなくても入国できるんですが、それもさせないようにしていました。
 但し在日朝鮮人は、北朝鮮を支持する人たちは既に日本に住んでいるので、入国禁止はできない。日本は自由民主主義国家ですから、彼らを強制追放することもしません。
 彼らに対しては例外ですが、在日朝鮮人の中で北朝鮮の政策に責任がある北朝鮮の国会議員、最高人民会議の代議員を兼ねている朝鮮総連の幹部とそれを補佐する立場の総連の副議長には、日本からの出国は認めるが出国した後の再入国許可を出さないという規制をかけていました。一度行ったら片道切符で帰ってこられない。
 彼らは永住許可をもらっているんです。よく永住権と言いますが、そんなことはないんです。永住は許可なんです。権利ではない。どの外国人を永住させるかは主権国家が決めることなんですが、永住許可を与えている。その許可は出国するとなくなるんです。永住したいといって行ったけれど帰りますと言っても、その許可は取り消しになるんです。
 しかし、一時出国するけど戻ってきたい、永住許可はそのままにしてくださいという人に対して再入国許可を出します。その再入国許可を今朝鮮総連の幹部で最高人民会議の代議員を兼ねている人とそれを補佐する副議長には出さないという制裁をしていました。例えば、許宗萬(ホ・ジョンマン)朝鮮総連議長は北朝鮮に行けなかった。それを解除した。これはちょっと悔しいです。国会議員は北朝鮮の政策に関係しているわけです。
 本来ならすべての在日朝鮮人の北朝鮮との往来を禁止してほしいというのが私たちの主張でした。しかしそこまでは今いってないわけです。
 なお、日本の公務員は基本的に北朝鮮には渡航禁止です。但し国会議員はどんどん行っています。彼らは事実上制裁破りをしていると言われてもしかたがないと思います。それ以外の日本人については渡航の自粛を求めています。それは全部なくしてしまいました。
 金丸訪朝(1990年)以前は、北朝鮮に渡航する時は、外務省で特別にパスポートを貰わなければいけなかったのです。そうですよね。
惠谷 はい。私ももらいました。
西岡 前は、普通に貰う日本のパスポートには「エクセプト ノースコリア(北朝鮮を除く)」と書いてあったのです。北朝鮮に行く人は日本政府としては安全が保障できないとして、どうしても行く人は北朝鮮に行くだけのパスポートを貰いに来なさいということをやっていたんです。
 拉致をして、「死んだ」と言って未だに返さない国は、金丸訪朝以前と同じくらい危険なのだからそこに戻せというのが救う会の主張でもあったのです。しかし、金丸訪朝以降「エクセプト ノースコリア」がなくなり今に至っています。
 しかし、北朝鮮がミサイルを発射したり、核実験をしたり、拉致問題で誠実な対応をしなかったということで国民には北朝鮮への「渡航自粛」を求めていました。入管に行くと紙が貼ってあって、北朝鮮への渡航は自粛してくださいとあります。それだけですが。でもそれもなくなった。
 彼らが今回求めた一番大きなものはこれだはなかったかと思います。それが切られてしまったのは少し残念です。


  
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2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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