救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

11.バンジョン・パンジョイ タイ人拉致被害者アノーチャ・パンジョイさん甥




この場にお招きくださいまして大変ありがとうございます。改めて御礼申し上げます。私の叔母になりますアノーチャ・パンジョイは、北朝鮮にマカオから拉致されてそれ以来、まったく消息がなく顔を見ることができません。このアノーチャ・パンジョイの(と写真を示し)実の兄が私の父です。本日父は健康上の理由によりこの場に来ることがかないませんでした。そのため、私は父から、思いを綴った手紙を携えてきました。その手紙を皆様にお聞きいただきたいと思います。
<以下、手紙朗読>
本日ご来場の皆様、日本の皆様に、心からの感謝の意を表します。この会議に、実の兄として本当に参加したいのは山々なのですが、数年前から私は体調を崩し、もはや外国に出て行くことはかないません。そこで、拉致被害者の甥であります私の息子を代わりに東京に使わした次第です。
私は、どうしても理解できないことがあります。それは、ここまで私の妹アノーチャ・パンジョイが北朝鮮にいるという情報が明らかになっていながら、どうして北朝鮮政府はそれを決して認めようとしないのでしょうか。アノーチャ・パンジョイ、私の妹が北朝鮮にいるということは、チャールズ・ジェンキンスさんがもたらした証言、それから北朝鮮で撮影し持ち帰った写真によりまして極めて明白になっています。これは私どもが北朝鮮に対し尋ねて、北朝鮮が物を言わないのであれば、ここにお集まりの皆様からも声を挙げていただき、北朝鮮に私の妹がいるのを認めろという声を送っていただきたいと思います。
私は健康を害し、東京に来ることさえかなわない状態になってしまいましたが、私の命があるうちに、必ずや私の妹にチェンマイの自宅でもう一度会いたいものと強く願っています。私の妹が拉致されてもう30年以上の年が過ぎました。その間に私も歳をとってしまい、健康を害することになってしまいました。このように30数年を待ち焦がれているのは決して私一人ではない。このような人が日本にも韓国にも大勢おられることを私もよく存じています。
このような状態の中で、日本の家族会・救う会・拉致議連の皆様が、私たちタイの家族のことも忘れずにこのように招聘して下さり、本当に感謝の念に耐えません。日本の皆様が私どもを招聘してこのような機会を下さっていること、タイの拉致被害者の私たち家族にとって非常に大きな励みになっていることは間違いないことを、この場で改めて申し上げたいと思います。
私の命あるうちに必ずや私の妹に会うことができますことを、また日本や韓国の拉致被害者の家族がお子さんたちがご兄弟たちに一刻も早く会うことができますことを強く願いまして私の言葉とさせていただきます。

今読上げました手紙は、私の父で、タイ人拉致被害者アノーチャ・パンジョイの兄、スカム・パンジョイが、今日の日本の皆様に宛てて書きました手紙です。続きまして、父はもう一通の手紙を私に託しました。これは父が自分の気持ちを、北朝鮮にいる妹に向けて綴ったものです。どうぞお聞きください。
<以下、手紙2朗読>
私の愛する妹よ、お前がこの家を出てから30数年もの時が過ぎてしまい、私はお前の帰りを一日たりとも忘れることなく待ち続けている。お前の行方がどこに行ってしまったか全く知らなかったが、2005年になって初めて、お前が実は北朝鮮に拉致されていたということを知った。そのような事実を知っても、一介の農民でしかない私には一体何をどうしていいのか全く分からなかった。私はどうして30年もの長い間、お前が私に一通の手紙も書けなかったのか、一通の電話さえくれなかったのかずっとそれを思い続けていたのだ。
お父さんもずっとお前の帰りを待ちわびていたが、ついに4年前に帰らぬ人となってしまった。お父さんは90もの歳を重ねて長生きをしたが、それでもお前の顔、姿を見ることはかなわなかった。お父さんは90歳で亡くなる本当に数日前まで、「一体私の娘はどこに行ってしまったのか。私がこの世を去る前に、一度でいいからお前の顔をみたい」と、本当に最後の日まで言っていたのだ。
私がこのように綴ったこの手紙を、北朝鮮にいるお前は果たしてこれを聞くことができるのだろうか。お前の耳に届くのだろうか。もしこれが届くのであれば、一度でいいからお前に連絡してきてほしい。父さんだけでなく、今は私も健康状態が優れない状況になってしまった。その中で、私たちは本当にお前の帰りを待ちわびている。私がここに、チェンマイの実家にいる内に、お前に一刻も早く帰ってきてほしい。私の願いはそれだけだ。

これが私の父、スカム・パンジョイが拉致被害者である妹アノーチャ・パンジョイに宛てた手紙です。私はこのような形で、この東京の舞台を用意していただくこと6回を数えるようになりました。しかし、私の思いを正直に申し上げますと6回目の今回は、ここに立ってこのような話をするのはどうしても最後にしたい。次にこの東京に来ることがありましたら、是非、解決を祝うお祝いの場としてここに来させていただきたい。このように願う次第です。ありがとうございました。

増元 続けて海老原代表お願いいたします。
目次
第一部
1.増元照明
2.飯塚繁雄
3.平沼赳夫
4.中井 洽
5.古屋圭司
6.竹内 譲
7.泉田 裕彦
8.深井 明
9.荒木 和博
10.崔 光奭
11.バンジョン・パンジョイ
12.海老原智治
13.上田清司(メッセージ)

第二部
1.増元照明
2.西岡 力
3.横田早紀江
4.横田滋
5.有本明弘
6.飯塚耕一郎
7.平野フミ子
8.市川健一
9.松木信宏
10.松本 孟
11.寺越昭男
12.北野政男
13.横田 滋
14.横田早紀江
15.横田哲也
16.本間 勝
17. 有本嘉代子
18. 市川龍子
19. 斉藤文代
20. 増元照明
  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3