救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際会議「北朝鮮による国際的拉致の全貌と解決策」全記録




金正日政権を存続させておいては人権問題、核問題の同時解決は不可能



佐藤勝巳・救う会会長


 主催三団体を代表して、本日は長時間にわたってお付き合いいただき誠にありがとうございました。まず海外から、タイ、韓国、さらには国連、アメリカ等々からご参加いただき、会議の中身が大変ふくらみを持ち、かつ充実したものになったことを厚くお礼申し上げます。それから全国の救う会の仲間たち、遠くからおいでいただき発言の機会もないままただ一方的に聞くということは楽なことではありませんので、本当にありがとうございました。

 三団体はここ数年間、次のような方針を持って運動をして参りました。一つは国内世論を盛り上げていくということ、もう一つは国際的な連帯を強めていくという二つの方針を持って活動してきました。

 国内世論の盛り上げということは具体的には政府が前面に出て拉致を解決する体制をつくることです。これが長い間の要求でした。ご案内のように総理を対策本部長とし、官房長官を副本部長にして、中山首相補佐官を事務局長とする文字通りこれ以上望むことができない強力な布陣が実現しました。そういう意味では、我々三団体の国内世論を盛り上げ、政府が前面に出て拉致問題の解決に取り組むという目的はほぼ達することができたと思っています。

 国際連帯の問題については、いくつかのことをやってきました。お隣の韓国は言うまでもないことですが、アメリカに対する連帯、東南アジアに対する連帯ということにかなり精力的に取り組んできました。救う会で申し上げれば、韓国は西岡副会長、アメリカは島田副会長が主として担当して国際連帯の運動を展開した結果、横田早紀江さんがブッシュ大統領に会って以来、ブッシュ大統領は国際的な会議などで横田早紀江さんと会った時の感動を6回ぐらい触れていると聞いています。こういう事例を始めとして中国人が拉致されているということを掘り起こしたのも、あるいはタイとの連帯が強化されていったのも、我々三団体がスクラムを組んで地道な運動をやってきた結果だと思っています。

 したがって、あと残されたものは、各発言者が繰り返し述べているように、個別の拉致の解決ということは、残念ながら現状においては期待できない。拉致の解決のためには金正日政権の打倒以外にないということです。核を開発しているのも金正日、ミサイルを開発しているのも金正日、拉致を指示したのも金正日、北朝鮮国民の人権を弾圧しているのも金正日、全部一人の人間です。結局、論理的にも実際にも東アジアの人権問題、あるいは核の問題を同時解決するのは、金正日政権を存続させておいては不可能であるというのが本日の国際会議を集約できる終着点ではなかったかと理解しています。

 では、どうやってあの政権を倒すのかということです。方法はいろいろあると思いますが、半世紀近く北朝鮮問題に関心を持ってきた私の結論は、六者協議などという話し合いであの政権を倒そうとするのは木に魚を求める類の話であって不可能です。国連は1718決議をしているから、あの決議を国際的に粛々と実行していくことです。もし中国があの決議に反するようなことをやっていたならば我が国の政府は断固として抗議すべきです。それから、もしブッシュ政権が自分のところにはミサイルが飛んでこないから時間をかけても大丈夫なのだということで6者協議に臨んでいるならば、ミサイルは我が国に飛んできます、拉致をされているのはわが国であり、東アジア、東南アジアの国々です。アメリカとは違うということを明確に言い切っていくことです。

 安倍首相は主張する外交と言っています。その通りやっていただきたいと思います。我が国国民の安全を守るために、領土の安全を守るために私はこうしますと、こうするのが日本の内閣総理大臣としての責務ですということを中国に対して、アメリカに対して、ロシアに対して、断固として主張していくべきです。そうしない限りブッシュさん、こうやって下さい、胡錦濤さん、こうやって下さいなどといくら言ったって、世の中は動くはずがありません。私はこうしますという主張を前面に打ち出していただきたい。本日の国際会議の結論はたぶんそういうところに落ち着いていくのではないかと思います。長時間ありがとうございました。

  
■ サイト内検索 ■


■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ 映画「めぐみ」 ■ 

映画「めぐみ」

■ 書 籍 ■

国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3