救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際会議「北朝鮮による国際的拉致の全貌と解決策」全記録




拉致問題は超党派で政府をバックアップ



中井 洽・拉致議連会長代行(民主党拉致対策本部長)


 拉致議連の会長代行と民主党の拉致対策本部長を務めています。今から9年前(1997年2月)に西村真悟さんが横田ご夫妻から依頼を受けてめぐみさんの拉致を予算委員会で取り上げました。私は当時新進党の予算の責任者をしており、真悟さんやれということでやってもらしました。当日の予算委員会は、自民党から共産党に至るまで野次と怒号でありました。それが当時の国会の認識でありました。以来、家族会の皆さん、横田ご夫妻が先頭に立っての訴えが後に国民に染み透って今日こういう状況になってきたことを大変感慨深く思っています。しかし解決したわけではありません。この解決のために私たちも全力でがんばって行きたいと思っています。お話があったように金正日体制を打倒する、そして北朝鮮を自由な国とするということをもって拉致問題の解決を図っていかなければならないと強く信じています。

 6者協議については宋議員と同じ感じを抱いています。北朝鮮の核弾頭が小型化されるには2年から3年かかるのではないかと思っていますが、この間の時間稼ぎに過ぎないような会議になってしまうことを大変恐れています。ブッシュ大統領があと2年、いずれにしてもイラクから撤退せざるを得ない状況にあります。その時に、韓国、北朝鮮、どうするんだという判断を強く求めていかなければブッシュ大統領の北朝鮮に対する方向性が揺らぐ可能性があるということを心配しています。

 同時に中国は、2008年に北京オリンピック、そして2009年に上海万博を控えています。この北朝鮮に対して一番影響力のある中国に対して日本は持てる力をすべてつぎ込んで北朝鮮に圧力をかけ続けるべきだと思っています。

 私は韓国との議連(日韓議員連盟)の副会長も務めています。30年間、韓国の国会議員との付き合いがありますが、盧武鉉大統領になってからこんなつまらない国はない、金正日の弟ではないか、拉致問題については全くだめになりました。議員の会合で何を言っても一切受け付けない。盧武鉉大統領に青瓦台で面と向かって言ってもだめだ。彼はこう言いました。私の哲学は、人生いつかは解決できる。だからあまり拉致で日本人は騒がないほうがいい。そのうち解決するよ、と。何といういい草だろうと本当に怒り心頭に走ったことがあります。

 しかしこの韓国も、2006年11月に東京で日本と韓国の議員連盟の総会を開きましたが、久しぶりに60名ぐらい韓国の国会議員が来てくれて、核の問題と同時に初めて拉致問題も議論になり、共同声明に拉致という言葉を入れることができました。こういう機会を通じて韓国も北朝鮮の対する圧力を徹底的にかけていくべきだと思います。

 こういう国際状況の中で、皆さん方が人権問題を中心にさらに世界に呼びかけていくこのような会議を開いたことは非常に大事なことだと思っています。私たち民主党の拉致対策本部は横田ご夫妻はじめ家族会の人たちの思いを実現するためにお手伝いをすればいいと考えています。たくさんの議員が、人権問題に興味を持って、アメリカやモンゴルの集会にも参加しました。野党ではありますが、この方面でも精一杯呼びかけを続けて行きたいと考えています。

 過日、民主党の拉致対策本部長として、中山恭子さんと官房長官に申入れを行いましたが、その内容を紹介します。北朝鮮からのすべての品目の輸出入および金融の流れを規制する。特に第三国経由の迂回貿易、送金についても関係各国と連帯して阻止すべき、と書いています。

 それから、日本に住んでいる特別移住者、朝鮮籍の方々の再入国について厳格に審査する。私個人は、この方々が北朝鮮に行ったらもう日本に帰って来なくて結構だと思っていますが、そこまで言えるかどうか分かりません。しかし入国の審査を徹底的に厳重にすべきです。

 それから、特定失踪者の拉致被害の拉致認定を大量に急ぐべきだ。過日、松本京子さんが一人ようやく追加で認められました。政府は特定失踪者調査の中で、死亡していた人や出てきたことが何人かおられたと言います。ご家族の方にとったら消息がわかったかけですから、いいじゃないですか。間違ってもいいから、北朝鮮にさらわれたのではないか、届け出ない方でも客観的状況から北朝鮮に拉致された可能性が濃い人を迅速に認定すべきだ、などを強く言いなした。

 短波放送「しおかぜ」の日本からの放送についても強く申し入れてあります。政府は命令放送をやって、さも援助をしているというポーズをとっていますが、あれはNHKに対して拉致のニュースを増やしなさいといっているだけです。NHKのニュースは日本ではこういう集会がありました、しかし北朝鮮ではこういっていましたというように同じように扱うのですから、「しおかぜ」そのものを応援する状況をつくるべきです。

 同時に国内では、北朝鮮の体制がいつ不安定化するかわからない状況も聞いていますから、ありとあらゆるシュミレーションを作って、いざという時に拉致被害者の方々を全力で助け出す体制をつくるべきです。

 2006年6月に北朝鮮人権法案を自民党とともに修正をして国会を通過させました。日本は政治亡命という制度を持たない国ですが、この法案によって政治亡命という問題に穴を開けたと考えています。脱北者の受け入れ、援助、情報収集ということに大きく一歩踏み出したと考えています。この法律を積極的に使って情報収集、脱北者に対する援助を行うべきだと申し入れました。

 超党派の拉致議連としては、平沼さんを会長に、自民党を代表して中川昭一さんも会長代理であり、民主党の責任者の私も会長代理です。タッグマッチを組んで政府のいろいろな行動をバックアップしていく、また叱咤激励していくと同時に、私たち民主党は野党ですから、時には激しく、時には嫌みたっぷりを言いながら、この問題の解決に向かってがんばって行きたいと考えています。皆様方のご理解、ご協力をお願いします。





  
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