救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

米朝協議と拉致問題−東京連続集会102



◆安倍発言に合わせるかのように北朝鮮が「不幸な過去を清算」と

西岡力(救う会会長)
 実は安倍総理は、ちょっと前までは、「拉致問題が解決しなければ北朝鮮には明るい未来がない」と否定形で言っていました。去年9月の国連演説では、「解決すれば明るい未来がある」、「北朝鮮には優秀な労働力もある」、「日本も平壌宣言に基づいて経済協力ができる」と肯定形で言っています。
 言っていることは同じですが、「解決しなければ未来がない」は強い言葉で、だから解決せよと。しかし、解決すれば明るい未来がある、と。
 今年4月、米朝首脳会談が決まって、その調整のために安倍総理はトランプ大統領に会いにいきます。フロリダで会いました。ゴルフもしたということでしたが、その後のトランプ大統領が横にいた記者会見で、安倍総理が語ったことの一節は、「もしも核・ミサイル問題、そして日本にとって一番大事な拉致問題が解決すれば、平壌宣言に基づいて国交正常化をし、不幸な過去を清算して経済協力を行う」というものでした。
 「不幸な過去を清算して」という言葉が安倍総理の口から出ました。なぜトランプ大統領との会見で「不幸な過去を清算」と言うんだろうかと、その時私もちょっと違和感を持っていました。
 「平壌宣言に基づいて経済協力を行う」ということは前から言っていました。平壌宣言には「不幸な過去を清算して」という言葉が入っていますが、わざわざその部分を総理が引用し、アメリカで言った。
 そうしたら北朝鮮側が今、「不幸な過去を清算せよ」というキャンペーンが始めているという構造になっています。6月29日の特別集会でもご報告しましたが、6月12日にシンガポール会談があり、14日に総理が私たちを呼んで説明をしてくださいました。
 シンガポールには外務省の局長やNSC(国家安全保障会議)の事務局長等が行っており、それぞれカウンターパートから話は聞けたんですが、トランプ大統領と金正恩が1対1で会った部分については、アメリカの側近たちさえ全部把握していなかった。
 トランプ大統領は大統領専用機の中から安倍さんに直接電話してきた。こうだったと説明した。暗号がかかっているとはいえ、大丈夫なのかなあと思っていましたが、飛行機からの電話でも外部に取られないようにできると聞きました。そして12日に起こったことを、私たちは14日に説明を受けることができました。
 そこで総理は、「トランプ大統領が拉致問題を提起した。具体的には、拉致問題に関する私のメッセージを金正恩に伝えてくれた。但しその内容は機微に触れるから言わない」ということでした。
 しかし、「私のメッセージ」というところがポイントで、ではそのメッセージとは何なのか。そのことと、「不幸な過去の清算」が関係あるのではないか、と私は思っています。


  
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