救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

今年中に全拉致被害者の救出を!国民大集会全報告



◆北朝鮮の終着点「その後を考えるつどい」を実施

荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)
 要点だけ申し上げます。
 今の現状が色々報道されていますが、北朝鮮では高官が脱走している状態で、おそらくこれは止まらないだろうと思います。何らかの形で終着点に行かざるをえない。
 問題はその後です。日本海側に難民が船で流れ着く可能性が大変強くなってきていると思います。その中に拉致被害者がいる可能性もあるし、在日の帰国者がいる可能性もあるし、全く関係ない北朝鮮の人が乗っている可能性もあるし、その中には、場合によっては麻薬を持っていたり、銃を持っていたり、病気を持っていたりという人も多々おられると思います。
 日本政府は90年代の初めに、この見積もりをして、最大30万人の見積もりをしたと聞いています。
 今回、戦争など何も起きないで、若大将が勝手にぽっくりいってくれるという一番ソフトな形で終わったとして、例えばものすごく幸運だったとして1万人の人が海上から日本にやってくるとしたら、日本海側の各県に平均500人来ることになります。
 その人たちを収容して、だれが拉致被害者か、誰が帰国者か、あるいは誰が日本に関係ない人かを分け、保護をして返すか返さないかを決めなければならない。膨大な労力が必要になります。今のお役所、この国のシステムでは絶対にやっていけない。
 そういう状態になれば北朝鮮の中で、残っている拉致被害者が助けを求めるシグナルが聞こえてくることにもなるだろうと思います。これは今の状況ではどうしようもないことですし、そして私は絶対来ると思っています。
 調査会では、「その後を考えるつどい」ということで、9月29日に、市ヶ谷の友愛ゼンセン会館を使って、これを検討する会合をやる予定にしています。これには、今回の主催5団体、各党の対策本部、あるいは関係した省庁にもご案内を出し、さらに様々なシンクタンクや労働組合、宗教団体にも呼びかけをしているところで、日本全体の力が必要です。
 この国の中に生きている人については、やさしい人ですが、この国の舞台を踏み外してしまった人には、ものすごく冷たい国でした。でも、向こうからやってきたら、そんなことは言ってられない状況になるだろうと思います。それを今後やっていきたいと思います。切迫していることを非常に強く感じていますので、ご協力をお願いいたします。
 これは特定失踪者家族会と調査会で家族との懇談をやり、そこでも色々話をして、議論していただいています。
 最後に一つお詫びを申し上げなければならないことがあります。既に昨日のニュースで流していますが、私たちの北朝鮮向け放送の「しおかぜ」の中波放送が、9月末をもって一旦停止をせざるを得なくなりました。4月から始まって半年間はなんとかもったのですが、中波は非常に予算がかかり、月200万円が飛んでいきます。なんとかかきあつめてきましたが、これ以上続けることはできないので、またかきあつめて改めて放送再開をしたいと思います。
 1回止めなければならなくなってしまったことは、すべて私の責任です。お詫びを申し上げます。改めて、なんとか進めるために頑張りたいと思います。
 あと1点、国際刑事裁判所に申し立てをする作業を今進めており、来年1月下旬にハーグに特定失踪者家族会の方々、関係者が行って、申し立てをする予定です。その時に北朝鮮の情勢が変わっていれば、本当に金正恩を処罰できることになるのではと期待をし、やっているところです。ご協力を宜しくお願いいたします(拍手)。
櫻井 荒木さんありがとうございました。今荒木さんの言葉にもありましたように、特定失踪者問題調査会も特定失踪者家族会もなかなか資金が潤沢ではありません。是非ご寄付をお願いします。

 ここで救う会会長の西岡さん、宜しくお願いいたします(拍手)。


  
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