救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

今年中に全拉致被害者の救出を!国民大集会全報告



◆核・ミサイルとは切り離して戦略を練ったアプローチを

飯塚耕一郎(田口八重子さん長男)
 本日はお足元が悪い中お集まりいただきありがとうございます。
 まず中山さんから話があった五嶋龍さんの話ですが、私も同様に懸念していました。大学で講演をすることで断られた理由の一つが、「拉致問題は政治色が強いからそんなものは扱えない」と大学サイドから言われたと記事で見ました。
 これは拉致対策本部の中でちゃんとした啓蒙活動ができていないことの表れにもなるかと思いますので、本部できっちりアプローチをしていただければと思っています。
 また、昨今の核実験及びミサイルの発射と、北朝鮮は暴挙に出ていますが、こういう時だからこそ拉致問題を忘れてはならないことを、声を挙げていきたいと思っています。
 拉致は、核・ミサイルとは切り離して、被害者の帰国に向けて、見返りを含めた戦略的な交渉、戦略を練ったアプローチをしていただきたいと思っています。このような緊張状態の中で必ずありがちなのが、いきなり拉致問題を解決するというのはハードルが高いから、小さな進展で北朝鮮と交渉を進めていこうという甘い考えの方が必ず出てきます。
 そういうことは一切いらない。我々は報告書も求めていない。被害者の帰国、これに尽きます(拍手)。先ほど、安倍総理、加藤大臣と昼食をさせていただきましたが、安倍総理には、「報告書だけ受け取って終了ということはない」と言及していただきましたので、心強く思っています。
 今日代表はなんとか出席できましたが、最近ちょっと健康状態がよくなかったのです。家族の高齢化は避けては通れないものです。
 2002年に被害者が帰ってきてから15年経ちましたが、私はこの15年間にもっとできることがあったのではないかと考えています。結果が出ていないのは、家族会もそうですし、政治にも至らない部分があったと思います。
 逆に我々この会場にいる皆さん、政府も含め、核・ミサイルの暴挙のあらしの中であっても拉致問題を解決するんだという強い意志をちゃんとアピールすることが今とても重要だと思います。
 いつも「協力をお願いします」と私は申し上げているんですが、是非一緒に闘ってください。そうでないと私は八重子さんに対して、本当に言葉を何もかけられないです。
 私はラジオの集録をいつもお断りしています。というのは、1歳の時に離れた母親に対して、思い出がないままで何かを伝えるということが本当に苦痛なんです。何をしゃべっていいか分からないんです。それは八重子さんと39年間親子の関係ができていないという悲劇以外の何物でもありません。
 皆様ぜひ一緒に解決しましょう。宜しくお願いいたします(拍手)。


  
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