救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

今ここまで言える日本人拉致の全体像ー東京連続集会91全報告



◆拉致を隠してもだめ

西岡力(救う会会長) 緊張関係を持たせるためには、隠そうとしても分かっているんだという部分があるということを、北朝鮮に伝えなければならない。我々は、「拉致の全貌」プロジェクトをもう10年くらいやっています。分かったことがあります。これは間違いないと思っています。
 こちら側の世界では、我々が一番最初に問題提起したわけですが、知っているのは命令した金正日です。金正恩ももちろん知っています。そのことを今日問題提起して、「日本は分かっているんだ。隠そうとしてもだめだ。日本は無茶なことを言っているわけではない。被害者を返せば交渉に応じる」ということを伝えたいと思っています。
 最近、福井県警が特定失踪者、拉致の可能性が排除できない失踪者の一人が日本国内で暮らしていることをつきとめました。つまり、約900人について警察は拉致の可能性が排除できないとして調べていますが、我々は約900人全部が拉致だとは思っていません。
 北朝鮮に誤解してもらっても困る。嫌がらせのために約900人を出しているのではない。だからこそ公開して写真を出していて、日本国内にいれば探すんです。本当のことを知りたいという点で、国内で継続して操作を続けているわけです。
 約900人を返さなければ政権を倒すなんて言ってないんです。あなたたちが知っている全員を返しなさい。全員を返すならば交渉ができる。しかし、全員ということは絶対に譲れない。その「全員」について我々が分かっていることは多いんだ、と。ここで公開できない内容もありますが、公開情報からだけでも分かることがある。あなたたちしか知らないと思っていたことを、私たちも知っているんだということを、今日証明したいと思っています。
 それが「条件拉致」です。

  
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