救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

ストックホルム合意から1年半‐被害者救出のために今必要なこと 東京連続集会88 全報告



◆被害者を返すかどうかは日本の対応次第


西岡 私はそこはちょっと違いまして、去年日朝協議を始めた時に、金正恩が狙ったのは安倍総理の訪朝だったり、日本の制裁の全面的解除、そしてできれば国交正常化に伴ってもらえるODAの一部先取り等をしたいということだったと思います。それを取ることを大前提で始めたと思います。
 それを取ることと、被害者を返さないことは両立しますという報告がいったので、「それならばやれ」ということになったと思います。しかし、両立できないことを分からせた時に、先生がおっしゃったように、「返さない」ことが原則であれば、4月3日に交渉を切ってくることもあったと思います。
 安倍総理が、「拉致問題が解決しなければ未来がないことを分からせる」と言いましたが、その後も安倍批判をしないで、安倍訪朝にも備えることを止めていない。山谷大臣に対しては、「人非人」とか激しく非難をしましたが、「未来がない」と言った総理大臣について未だに批判をしていないのは欲しいものがあるからだと思います。
 小泉訪朝の時も、中の話を聞くと、「小泉総理を訪朝させろ」という命令だったそうです。姜錫柱という北朝鮮の第一副外相は、「それなら拉致問題を部分的に認める」という案を金正日に上げた。統一戦線部や作戦部や調査部は絶対だめだと言った。
 つまり、目の前になにか取りたいものを設定した時に、どういう案を各部署が考えるか。どうも姜錫柱の案が採用されそうだということになって、統一戦線部は、9月17日の直前はお葬式のような雰囲気だったそうです。対日工作の権限を全部外交部に取られるのではないか、と。
 拉致被害者を部分的に認めた後、死亡の説明がうまくいかなかったので、日本の世論が変わってしまったので、もう1回統一戦線部に話がきて、「やはりお前たちの言う方がよかった、お前たちがやれ」ということになった。
 統一戦線部は、「横田早紀江さんが問題だ。この人の影響力が世の中を動かしている。この人は政治家なにではないか」ということで調べたら、立候補した経験がなかった。そこで、「田舎のばかなおばさんが過激な安倍晋三とか救う会の言うことを鵜呑みにしてしゃべっているだけなんだ」ということを日本に広げろという工作方針を決めた。これは当時統一戦線部にいた人から聞いた話です。
 今も返さないという方針ではない。少なくとも対日接近をしないという方針ではなかった。対日接近は始まった。ただ、横田さんたちがお孫さんに会うので満足するだろうという判断、あるいは日本の世の中がそう思うだろうという判断をして、子どもたちは返さなくても日本の世の中は満足してお金がもらえるのではないかと判断して(交渉を)始めたのかもしれません。
 それが間違いだったと分かった時に、金正恩氏の選択肢は2つで、1つは交渉を止める。被害者を返さない限り取りたいものが取れないなら、去年からの交渉は失敗だったとして止めること。そうすると「大丈夫です。やりましょう」と言った人が処分されるかもしれません。
 しかし止めなかった。今も止めていない。欲しいものがまだある。2002年の時は経済制裁もいっさい受けていませんでしたから、「国交正常化、1兆円のお金」というものがぶらさがっていて、それで拉致を部分的に認めることになったのですが、それに比べて今ぶらさがっているものは、少し小さいのです。
 他方、北朝鮮は2002年より苦しくなっています。そういう中で金正日が2002年に部分的に認めたようなことが起きる可能性は、私はあるのではないかと思います。つまり、絶対に認めることを反対する勢力はいますが、それとは別の部署がお金を取るためにはこういうことも必要ではないか、と。金正日時代のことについてこだわらなくてもいいじゃないか、という案が出てきた時に、そっちを採用する可能性もあり得ると。
 しかし、そのためには第1条件があって、日本は被害者が全員帰ってくることが実現しない限りいっさい北朝鮮に物を出さないし、逆に出さないと一度緩めた制裁が元に戻って、より強い制裁がかかる。本当にそういうことが起きるんだと危機感を持たせなければならない。
 そうじゃなくて、遺骨の問題や日本人妻の問題で人道的な態度を示せば、行動対行動の原則で、他のことはしなくても制裁解除や人道支援が取れると統一戦線部は報告しているでしょうから、そういうことは起きないんだと、横田さんたちがお孫さんと面会を何回もすればと嘘の報告をしているでしょうから、そんなことはないんだと分からせなければならない。これではだめと思わせることができれば、可能性はあり得るのではないかというのが私の考えです。

  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3