救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮はどう動くか-東京連続集会87 全報告



◆北京の軍事パレードには朴槿恵大統領が参加


西岡力(救う会会長、東京基督教大学教授) そして10月4日に北京で軍事パレードがありました。金正恩はそのパレードに行きたかったのです。8月くらいから調整をしていました。しかし、条件が合わなかった。そして金正恩は大変怒っていたそうです。
 そういう中、韓国で北朝鮮が埋めた地雷で韓国兵がけがをする事件が起き、韓国は軍事報復をすると言って大変軍事的な緊張が高まりました。その時中国は、瀋陽軍区の戦車部隊を2つと自走砲部隊を1つ中朝国境に動かしました。
 北朝鮮内部の情報によると、「当初は軍事的に支援をしてもらうために壊したんじゃないかと思ったが中国から通報が来た。『軍事的挑発はするな。我々は支持しない』と、中朝の間でそういう緊張関係があった」そうです。
 そういうこともあって北朝鮮が急速に降りて、(韓国に)話し合いをしたいと言ってきて、拡声器放送さえやめてくれれば遺憾と言う」と言ってきたそうです。
 そして北朝鮮は10月10日、労働党創建70周年行事を大々的に準備していました。そこでミサイル発射をするのではないか、核実験をするのではないかと言われていました。
 ミサイル開発や核開発を担当しているのは、北朝鮮の第2自然科学院という部署です。過去に第2自然科学院に勤めたことがある脱北者が最近東京に来て、その人から聞いたのですが、8月末に第2自然科学院で労働党創建70周年退会にあわせて、労働党を造られた偉大な首領金日成同志に人工衛星発射を贈り物するための決死隊が結成されたそうです。
 隊長は第2自然科学院の院長で、第2自然科学院の2000人が隊員になった、と。10月8日が発射日と設定されて、7日までに準備をすることと命令された、ということを聞きました。そして核実験も10月10日の後に準備していた。
 しかし中国は、強い圧力をかけた。まさにジュネーブで北朝鮮人権問題の会議の場で6者協議と言ったんです。(人権とは)関係ないんです。核問題のディスカッションではないんです。しかし、「6者協議の共同声明を守るように」と、中国はわざわざ北朝鮮の代表がいるところで言って、「北朝鮮一国だけを問題にするパネルディスカッションのこの仕組みに反対だ」とは言わなかったんです。そこも21日のもう一つの焦点でした。
 私が聞いているところでは、「ある国は日本のブースまで来て、拉致問題について日本政府の立場を支持するが、この枠組には反対だからそう発言します」と言って発言した国があった。この一国の人権問題を問題にされれば、天安門事件やウイグルやチベットの問題などを抱えている中国も、人権問題でパネルディスカッションの対象になりえるわけです。

  
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