救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」全報告



◆北朝鮮をつぶす気があるのか、日本国内の体制の問題で報告遅延

 この問題を解決するのは、先ほど金聖●さんが言われましたが、結局北朝鮮の体制をつぶしてしまわないと、最終的な解決は絶対に起きえない。日本政府が、なかなか直接、総理大臣からしてあの体制をつぶしてやるとは言えないかもしれませんが、そんなことは別の所でやる方法が色々あるのであって、そういう方向に持っていかなければいけない。
 ところが、皆さんもご覧になっていると思いますが、政府がやっているテレビ・コマーシャル、中央線や山手線にも出ていましたが、「家族の時間を取り戻すまで私たちはあきらめない」というもの。私に言わせれば言語道断で頭がおかしくなるんじゃなかというコマーシャルを政府がやる。自分たちが取り返す、自分たちに取り返す責任があるということを、どこか忘れてしまって、なんとなく「帰ってきてくれたらいいなあ」というようなことをやるという現状を考えると、私はこの問題の責任を問われるべきだと思います。
 ちょうど今、総選挙をやっていて、間もなく終わりますが、ここにおられるマスコミの皆さんもいつも取材をしてくださるんですが、残念ながらこの選挙で拉致問題は全く争点になっていない。
 本当ならこの2年間、ありは6か月のことについて、野党は政府の責任を問い、政府はちゃんと説明責任を果たさなければいけないと思いますが、そういうふうにしてこなかった。そして何となく日が過ぎて選挙に行ってしまう。
 だからこそ私は言いますが、選挙は色々な争点があって、アベノミクスとか色々ありますが、この選挙に関する限り、私は安倍政権がやってきたことは、拉致問題に関する限りノーというしかないと個人的には思っています。
 そういうものを表さないと、政府はまた今のようなわけの分からない交渉をだらだらと続けていくのではないかと思います。これは相手のあることですから、北朝鮮が勝手にコケてくれればいいんですが、なかなかそう期待するわけにはいかない。
 結局、一番大きな問題は、北朝鮮の問題以上に、日本国内の体制の問題ではないのか。これがある意味で、今日のテーマである、日朝協議遅延の最大の理由ではないかと思います。ありがとうございます(拍手)。
櫻井 拉致問題だけではなく、他の問題についても、日本がどのような考えで解決を迫っていくのかという覚悟が問われているわけで、過去にもないといえば語弊があるかもしれませんが、非常に弱いと思います。惠谷さんいかがですか。

  
■ サイト内検索 ■


■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ アニメ「めぐみ」 ■ 

■ 書 籍 ■