救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」全報告



◆すべての党組織に組織指導部−国民全員が自己批判と相互批判義務

張真晟 組織指導部は北の権力の中で、最高位に位置していますが、浮いている存在ではないんです。末端のすべての党組織に手足を持っています。すべての党組織には組織部と宣伝部、総務部があります。総務部は一般的な文書管理ですが、組織部がまさに組織指導部のブランチです。
 一番末端の党の単位である初級党の中に、党の書記がいて、それが初級党を代表するんですが、実は党の書記よりも組織担当書記の方が力があります。組織担当書記は初級党の中で、誰かが人事で上がって行く時、その人の調査をする。また、おかしなことがないか、別のラインで上に通報する。
 もう一つ、生活総和を管轄します。生活総和とは何か。北朝鮮の人間は全員が、1週間に1回から2回、生活総和をしなければならない。日本的に言うと自己批判と相互批判です。党の重大原則に反する行動をしたかどうかを自己批判し、そして相互批判する。
 これは工作機関の中でもやります。多分、被害者もやらされていると思います。その生活総和は、各党のトップである党書記がやるのではなく、組織秘書がリーダーになってやる。党書記はその時平党員になります。これはすべての党組織で同じです。
 このような二重構造ですが、実は金日成時代に金日成が党の総書記であり、金正日が党の組織書記だった。それが各党の単位ですべて二元化された。そして個人神格化ですから、表向きは金日成の党総書記を立てる。組織ラインは謙遜でなければならないが実権は組織ラインが持っていたから、影の権力組織だった。
 そのような権力を持っていますから、国防委員会の委員に誰を任命するのかも実は党組織指導部が決める。軍の総参謀長を粛清するかどうかも党組織指導部が決める。
 金正日も、自分が倒れた後、この構造がもつかどうか心配になって、組織指導部が持っていた権力の一部を移して行政部を作り、その部長に張成沢を置いた。行政部は一般警察、裁判所を持っていました。そして張成沢に大将の位を与えて国防委員会に入れた。国防委員会を通じて張成沢に権力を持たせようとしたのですが、金正日が死んだあと、張成沢が組織指導部に粛清されてしまった。
 それも金正恩が個人的に決裁したのではなく、党の政治局拡大会議の議決の結果として粛清された。

  
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