救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「日朝合意「再調査」−こんな問題が起きないか緊急国民集会」全記録



◆朝鮮総連を再建せよとの金正恩指令

西岡 力
 私は一つの情報を入手しました。今年の1月に金正恩が、「朝鮮総連がこのままいったら崩壊する。偉大な首領様(金日成)が作り、将軍様(金正日)が育てた朝鮮総連を再建せよ。そのために日本に接近せよ」という指令を出したという複数の北朝鮮につながる筋からの情報を得ました。
 朝鮮総連がなぜそれほど大切なのか。実は90年代の初め、最盛期には年間1800億円から2000億円という膨大な金と物が朝鮮総連から北に行っていたんです。これは内閣調査室の調べです。
 しかし、第1次安倍政権以降、厳格な法執行という不法行為に対する取り締まり、警察、税務署が徹底的に動いて、そして貿易を止め、船を止めたことによってお金がいかなくなった。
 その結果、北朝鮮の経済は二重経済、統治と核・ミサイル開発を支える秘密資金、あるいは統治資金の枯渇まで出てきたという状況です。つまり、日本が彼らの痛いところを突いたということです。
 そういう観点でこの合意文書を見ると、日本側のやることの第5に、「在日朝鮮人の地位に関する問題については、日朝平壌宣言にのっとって、誠実に協議することとした」と突然書いてあるんです。
 「在日朝鮮人の地位」はもう解決済みです。民団も総連も全く同じ特別永住権が与えられています。それなのになぜここに出てくるのか。過去に金がたくさんきた。それをもう一度送れるように圧力を弱めろというメッセージではないか。「朝鮮総連中央本部の問題はこの第5項目に含まれている」と宋日昊は言っています。中央本部の問題だけではなくて、厳格な法執行全体を緩めようとしているのではないか。
 つまり、それだけ制裁が効いているということですが、それをブッシュ政権の末期のように無駄遣いしてはならない。被害者全員を取り戻すまで絶対に実質的な制裁を緩めることをしてはならない。
 しかし、困ってきたから北が乗ってきたということだと思います。では安倍政権がなぜ乗ったのか。そこは分かりません。北朝鮮が全員返すという兆候はないのに賭けに出たということですが、北はこれで終わりにさせようとしている。
「最終的」と書いています。
 検証して、これは違うと言った時、もう1回機会が出てくるのかどうか。もう少し困らせてからでもよかったんではないか、という気持ちもありますが、安倍さんのところに最終的にどういう情報があるのか我々は分からないので、家族会・救う会としては、懸念事項はあるけれども、安倍さんが決断した以上、一定の勝算はあるのではないかと思うので、「慎重に事態を見守りたい」という声明を出しました。まさに緊迫して、緊張しているということです。
平沼 西岡先生にお聞きしたいのですが、最近最高裁から変な判決が出て、朝鮮総連から1億円が入れば、「マルナカ」という会社が落札者に決まっているんですが、権利の譲渡は延期するということです。この問題をどう思いますか。
西岡 私は北朝鮮側からこういう話を聞きました。日本側からは聞いていないので、北朝鮮側が意図的に流している情報化もしれませんが、3月の局長級会談が始まる前に、既に外務省と北朝鮮が交渉をしていて、その中で日本側は北朝鮮に対して、「司法に介入することはできないが、例えば10億円くらい高くして転売させることは可能です」という例を例示したそうです。
 そして、これも北側からの情報ですが、「外務省はマルナカホールディングスと接触をしている」というふうに北朝鮮は理解している、と聞きました。もちろん謀略情報かもしれません。しかしそういうことも表に出して、彼らが狙っているのはそこだとすると、簡単に城を明け渡してはならないということです。
 そもそも、1兆4千億円の公的資金が長銀信用組合に入って、その中の債権が2千億円。それを調べて見たら6百億円は実は朝鮮総連中央本部が借りていた金だったと裁判所も認めたんです。それで差し押さえされるんです。6百億円払えばいいんです。1年に1800億円から2000億円を北に送っていた朝鮮総連がなぜ払えないのか。それを払わないで居座るということ自体がおかしなことなのに、それを簡単に取引に使ってはならない。日本は借金したら返すという国です。
櫻井よしこ
 どうもありがとうございました。北朝鮮側が交渉に応じた動機というのは、背に腹は代えられないという文字通り追いつめられた結果であり、それは日本側の厳格な法執行によってもたらされた面は大きいと思います。
 せっかくと言っては変ですが、ここまで北朝鮮を追いつめた今、このタイミングで日朝の交渉に入った。おそらく6か国協議の後では埒が明かないわけです。他国に頼っていてはほとんど解決の可能性が見えてこない。日本政府が、とにかく扉をこじあけなければならないという認識が政府にはあると思います。
 それでも荒木さん、この時期にこの文言での再調査、その時点で制裁をいくつか解除するという合意に踏み切ったのはなぜだと思われますか。


  
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2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
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日比谷公園1-3