救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「北朝鮮は世界の拉致被害者をすぐに返せ!」全記録



◆「拉致じゃない」と言わされた被害者


西岡 力 救う会会長・東京基督教大学教授

 ひとこと補足をします。日本のテレビにもちょっと出ましたが、南北離散家族の面会がありましたが、「離散家族」の枠の中で、拉致被害者を今回たくさん出してきたんです。もちろん本人は「拉致ではない」と言っています。
 寺越さんのところの武志さんと同じです。「家族と会うけれども自分は拉致ではない」と。「漁船で遭難したけれども北朝鮮がいい暮らしをしているから残った」とか、「いい暮らしをしている」とか言っています。
 戦争中の拉致の人も、どうやって連れて行かれたとは言わないで、「今いい暮らしをしている」と言っているんですが、しかし、このタイミングを見ると、国連の人権理事会の調査報告書に、朝鮮戦争中の拉致が具体的に7ページにわたって、李美一理事長以下が調査してきた内容をそのまま載せ、家族の証言が入ったわけです。そして漁船拉致を中心とする韓国人拉致についてもたくさん書かれました。
 無視することができなくなったので、「拉致じゃない」と言わざるを得なくなった。寺越事件も当初、社会党の代議士が間に入った時は、「拉致じゃない」ということになっていたので、武志さんは記者会見しませんでした。国際社会が拉致だと言い始めると、「拉致じゃない」と言わせる。でも報告書は拉致とした。
 そして、名前が出た人たちは少なくとも安全が確保される。国際社会が関心を持っているから。それで今回の報告書で、日本人の認定被害者の名前が全員書き込まれました。それは安全を確保するという点でも大変意味があったのではないかと思います。
 先ほど弟さんが帰られましたが、特定失踪者の藤田進さんの名前も書きこまれました。あと日高さんが載っています。以上補足です。

櫻井よしこ

 どうもありがとうございました。北朝鮮がどんどん追いつめられていることが分かります。次に、タイからいらっしゃったバンジョン・パンジョイさん。この方は、1978マカオから拉致され、曽我ひとみさん、ジェンキンスさんたちとともに暮らしていたアノチャー・パンジョイさんの甥に当たられます。

  
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