救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「よど号犯による拉致事件を考える 東京連続集会73」全記録



◆堕胎手術直後に有本恵子さん拉致の驚き


惠谷 今の有本さんの拉致について、これまでだいたいのことは報道されていますが、私が整理して驚いたこと、手記にも出てきますが、6月27日に八尾がロンドンの有本さんに電話をかけて、「待ち合わせ場所がハンブルクからコペンハーゲンに変わったから7月15日にそこで会いましょうね」とザグレブから連絡します。
 何と八尾恵は、その翌日か翌々日堕胎手術をします。そして7月15日にはもう拉致の作戦に復帰してるんですね。先ほどの「10の誓い」ではありませんが、工作員として2週間が十分なのか不十分なのか分かりませんが、その間に現場復帰をして現実に拉致をする。そういう意味では金正日に血の一滴まで捧げているという動きで、正直に驚きました。
 その他には有本さんに関する新しい事実は出てこなかったんですが、改めて動きを見ていくと、有本さんの方は、新しい仕事でということで前向きで未来が明るい女性がいる一方、反対側の女性はとにかく忠誠を尽くして彼らの目的に向かっていくというその暗い動きがあまりに対照的で、正直に言ってショックを受けました。
 八尾恵はザグレブの病院で手術をするんですが、彼女から見れば、平壌で手術するよりははるかに安心できるし、術後は大使館で療養しています。すると大使館員が果物など届けてくれる。なかなか出血が止まらなかったらしいですが、そういうことでも、その社会では親切にされたと彼女は思って、とにかく作戦に復帰しなければいけないという頭しかない。この驚きを今回改めて感じました。

  
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