第37回「金正恩激やせの理由」
みなさんごきげんよう。救う会テレビ、救う会全国協議会会長西岡力です。今日で第37回になります。令和3年7月24日に収録しました。
今日のタイトルは、「金正恩激やせの理由」と題してお送りいたします。
しばらく休んでおりましたけれども、また緊急事態になって東京連続集会を開催できなくなったこともありまして、また一週間に一本ぐらいのペースで最近の情勢をお伝えしたいと思います。
今日は37回と38回の2つを収録します。
まず37回、「金正恩激安の理由」と題してお伝えします。
まずこの写真見て欲しいんですけども、今年の3月の金正恩です。「1年に1万戸、5年で5万戸のマンションを作れ」と命令して、その起工式に金正恩が出た写真ですけど、ほっぺたがふっくらしてましたね。これぐらい太っていた。
5月に一月ぐらい出てこなくなってですね、そして6月に出てきたらほっぺたが少しへこんでいますよね。痩せているということです。
韓国の国家情報院の推計ではですね、10キロ程度痩せた。
金正恩の体重変化(韓国・国家情報院の分析)
身長 170センチ
体重 2011年末 80キロ
2012年08月 90キロ
2014年 120キロ
2016年 130キロ
2020年11月 140キロ
2021年06月 130キロ
金正恩は権力の座に就いた時ですね、80キロだったんですよ。それが8か月で90キロになった。最初は、若くてカリスマがないので、おじいさんの金日成に体型を似せさせるということで意図的に太ったようなんですが、その後120キロ、130キロと太っていった。
これは病的で自制心がなくて、栄養分の硬いチーズを夜たくさん食べて、ワインを10本とか20本飲んでいるという生活を続けて、どんどん太っていったようです。
ワインを一晩に10本飲めるのかと思われる方もいるかもしれませんけれども、あの藤本さんというお寿司屋さんですね、彼が一緒に酒席を共にして、それを目撃したことを本に書いてます。
一時体重が増えすぎて膝を痛めて手術したということもあって、びっこをひいてる姿もありました。去年の11月に170センチで140キロとなったのですが、その後痩せた。これはファクトです。様々な映像で確認できるわけです。
じゃあその理由ですね、今回のテーマは「激安の理由」ですけれども、まず第一にダイエット説です。これは韓国のメディアが報道して、その後7月8日に韓国の国家情報院という情報機関が国会で説明をしました。「金正恩の体重が10キロから20キロ減った。しかし会議を何時間も主宰し、元気に歩いていることから、健康状態には問題ないとみている」と。
それに対して、「彼は自制心がないのにダイエットできるか」とか、「彼はたばこを止められない」等。会議中にたばこを吸っている映像が出ている。そしてお気に入りの女性歌手に24曲中22曲を歌わせる公演を観覧し、その歌手に「人民俳優称号を授与した」ということです。
この写真では金正恩の横に座って、何か持っていますよね。これが人民俳優の称号の証書です。人民俳優というのは、日本でいうと国民栄誉賞みたいなもので、芸能部門の最高位の称号ですね。
横にいる男の歌手たちは勲章を貰っているんですけど、それより上なわけです。普通は、引退するような歳になってやっと貰えるかどうかということなんですけど、こんな若いのにもらった。
次の回でも触れますけれども、実は6月29日に拡大政治局会議というのをやったんですね。2千人ぐらい集めてやったんですが、それに出た人を慰労するという目的で、次の日にですね、国務委員会演奏団が、ここにいる人たちは皆そこのチームなんですが、公演をやった。歌謡ショーみたいなのをやったわけです。
前はモランボン楽団というのが有名だったのですけど、それと同じようなもので、最近金正恩のお気に入りはこの国務委員会演奏団なんですが、その中の金正恩がお気に入りの歌手が横に座っているキム・オクチュという人です。
金正恩の奥さんと顔が似てるかもしれませんが、彼が気に入ってる顔がこういう顔です。とにかく2千人の観客の前で、24曲歌わせて、その内22曲を自分のお気に入りの歌手に歌わせた。しかし、表向きは国務委員会演奏団講演としている。ちょっと自制心がないとしか思えないですね。
そして次の日に人民俳優の称号を与えたということですから、ダイエット説はどうかなと私は思っています。
一方ですね、北朝鮮の中でも金正恩が痩せたという噂が広まっています。映像が出ていますから。そこでそれに対して、6月25日の「朝鮮中央テレビ」でですね、平壌市民の男性が一人出てきて、「敬愛する同志」、これは金正恩ということですね、「やつれた姿を見て胸が痛かった。涙が自然に出てきたと誰もが語っている」という風に話しました。
これはですね、実は朝鮮中央テレビはこの国務委員会演奏団の公演を流して、この番組を見た市民たちに感想を聞いた、そういうプログラムなんです。そこで金正恩が講演を見ている姿が流れたわけです。それを見て、「痩せてる」ということだったのですが、痩せた姿は隠しようがない。だから韓国にはダイエット情報を、国内には心配してるという情報を流したという説です。
しかし、私が聞いているのは糖尿病である、と。血糖値が400を超えており、300を超えるとインスリンが効かないそうです。けども400を超えているということで激やせしたんじゃないかということです。糖尿病で激やせするというのは相当悪いわけです。
しかしですね、最近韓国の脱北者で北朝鮮の情報を取っており、ユーチューブをやっている人などがですね新情報を出しました。これはダイエットのために胃の切除をしたということです。
私も調べてみたらですね、そういう治療法があるんですね。肥満で自分の力ではもう体重を落とすことができず、糖尿病になってインスリンが効かなくなった人のためにですね、最近はお腹を切らないで、内視鏡で胃のかなりの部分を取ってしまうとか、あるいは胃の中にバルーンを入れて胃の容積を小さくするとか、胃をバイパスして食道と腸を結んでしまうとか色々な手術があるようです。
癌の時にそうするんですけど、別に悪いものじゃないのに胃を小さくしてしまう手術があるんです。それは自制心がない人に、無理やりに体重を落とさせるために、食事がたくさん取れなくするという手術です。それをしたのではないかという情報も今出ています。
それだとすると、すぐに倒れるようなことはない。ただ少しずつしか栄養を採れませんよね。王貞治さんは癌で胃を取って痩せてますよね。しかしその後癌が再発していないので手術が成功して命に別状はないということだったんですけども、金正恩の場合は癌ではなくて糖尿病で、そして自制心がなくて体重を落とすことができなかったので、金与正が指導したと言われているのですが、本人も了解の上、無理やり手術を受けたということで、少し寿命が延びたのかもしれない。ただ健康体ではないという情報です。
今年の1月に党規約が改正されて、総書記の権限を代行する第一書記という地位が初めて作られたというのも、彼が糖尿病がひどくて、しばらくの間決済ができなくなったりする時に誰かを立てるというためのものだったのではないかということです。
健康のため自分の意思でダイエットをした、あるいは人民の生活を心配してやつれたというのではなくて、自制心がなくて飲みたいものを飲み、食べたいもの食べ、はべらせたい女性歌手をはべらせるという生活を今もしていて、その結果胃の一部を摘出して健康を維持してるという状況だ、というのが現状であります。
内部矛盾がそれだけ高まってきてるということで、内部矛盾が高ると初めて拉致問題での交渉が進むということでありますので、その内部矛盾の高まりについても継続してウォッチしていきたいというふうに思っています。
今日は救う会テレビ第37回で、「金正恩激やせの理由」と題してお送りしました。ありがとうございました。
以上