救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

自由北韓放送20年と日本人拉致問題



◆自由北韓放送の今日と明日

米国のブッシュ大統領との3回目の面談(現職時1回、退任後2回)を通じて、北朝鮮人権問題の深刻性および自由統一の意味を説明、日本の安倍首相と何人もの拉致問題担当大臣らとの面談を通じて、拉致問題解決のための自由北韓放送の活動紹介、自由統一こそが拉致問題解決における根本的な担保であることを強調。 台湾の馬英九総統、チェコのハベル大統領らとの会談を通じて、北朝鮮人権問題の深刻さを強調。

北朝鮮住民に送る米上下院議員による特別放送(旧正月と秋夕)を通じて、北朝鮮の自由と解放のためのメッセージを伝える。 日本の国会議員の対北放送メッセージを通じて拉致問題の解決を促し、家族会の努力と被害当事者の忍耐を訴える。

何より北朝鮮住民に自由の大切さと自由統一の意味を絶えず説得し、彼らを自由統一のパートナー、主役に導いてきた功労が認められ、自由北韓放送は大韓民国の北朝鮮人権賞(2022年)、国境なき記者会の自由言論賞(2008年)、台湾民主基金からのアジア民主人権賞(2009年)を受賞し、今年7月14日には尹錫悦大統領から国民勲章冬柏章を授与された。

しかし、これらは過ぎ去った日々に対する大韓民国と国際社会の評価に過ぎない。 自由北韓放送が追求する自由統一と自由統一の突破口となる拉致問題、すなわち「親の世代の存命中の全拉致被害者の即時一括帰国の実現」のための闘争は皆さんと自由北韓放送の前に重要な課題として残っていることを直視しなければならない。

ちょうどこの9月27日、2002年9月に小泉純一郎首相が訪朝し、5人の被害者を帰国させたとき、超党派国会議員が集まる拉致議連会長を務めていた石破茂元自民党幹事長が次期首相に選ばれた。 当選の所感で「日本を安全で安心できる国にする」と言ったそうだが、その前提条件である自国民拉致問題の解決に全力を傾けることを期待する。

また、石破首相の過去の発言を見ると、「日本政府の北朝鮮に対する制裁だけでは拉致被害者を帰国にさせることができなかった」「より公式な外交的交渉が必要で、制裁だけでは問題を解決できない」とも話したので、新首相が北朝鮮の金正恩総書記と直接会談し、「外交的方法」による拉致問題解決の「完成」を期待する。

常に強調されてきた話だが、拉致問題は主権侵害であり、拉致問題を解決できなければ主権を放棄する行為であることを忘れてはならない。これまで日本国内と国際社会で自国民拉致事件の深刻性を強調し、その解決のために絶えず努力してきた日本政府の基調を、石破茂政権が継続することを望む。

27歳で独裁政権を世襲し、政権維持のために腹違いの兄と叔父まで毒殺?処刑した金正恩が、失敗に失敗を続け、今は先代の遺訓を破って統一をしないというヒステリーさえしている中で、拉致問題解決という原則と家族の咲いた訴え、自国民の知性と政府の努力があれば<親世代が生存している時に被害者全員を帰国させる>という皆さんの決意は必ず叶うと確信する。

その日の喜びを共に享受できなくなることに胸が痛むが、金聖玟ができないことを自由北韓放送の後輩たちがきちんとやり遂げると思う。 また、皆さんの努力と真心が横田めぐみさんをはじめとする拉致被害者たちを必ず救い出すと信じて、今日の話を終わらせたい。 ありがとうございます。

以下は現在書いている自叙伝の冒頭部分。

9月のある平凡な日、堂々と平然とした表情で病院を訪れた私に医師が言った。
「もう準備をしなければなりません。」
そして、何枚かの写真を見せてくれた。
「ここの肺から転移したガンが肝臓に転移しましたね。 目に見えるかどうかだった9つの癌のかたまりが2センチ以上に大きくなってしまいました。 早い拡散、また他の転移を無視することはできません。」
来るべきものが来たな。
両目をぎゅっと閉じてしまった私に、だが、一歩も譲れないというような主治医の話が再び、短剣のように刺さった。
「7年間、さまざまな抗ガン治療を受けた関係で、すべての抗ガン剤に耐性ができました。 新たに転移した肝臓ガンに、対処する薬がないということです」
目を強く閉じてしまった。
「今患者に必要なのは、ここの書類を読んでみて、決心がつき次第サインをすることです。 残った家族と自分のためだと思ってください」
彼女から受け取ったA4用紙には「生命延長拒否申請」という、思いもよらない文句が書かれていて、私の腕と足は、ボイラーの前に置かれた薪のように固まってしまった。
本当に死ぬんだな。
その日一日中青くなって、涙をかみしめる私に妻が言った。
「声を出して泣いてもいいです。誰が見ても良いではないですか、だからといってあなたを笑う人はいません」
2024年9月6日明け方に

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