救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会報告



◆日米実務者で拉致情報の共有を、拉致対主体で立ち向かえ

松原仁(希望の党拉致問題対策本部長、衆議院議員)
 いわゆる第一段階は成功して第二段階に入ったということだと思っています。第一段階とは何かと言えば、圧力によって北朝鮮が対話の席に出てくる。圧力が後ろにある対話であるというのが当然ですが、これが第一段階でした。
 それはまさに日本政府の様々な努力によって、特に核・ミサイル問題があったわけですが、諸外国が北朝鮮に対して圧力を加えることによって、こういった対話が開かれた。いずれにしても第一段階は過ぎて、これから第二段階に入っていくわけです。
 かつてブッシュ大統領は、「北朝鮮は悪の枢軸」と言い、テロ支援国家に指定した時に、北朝鮮は何とか国際的な圧力網を打ち破るカードとして、彼らからすれば拉致問題のカードを切ってきたと私は思っています。
 しかし、この段階で我々が留意しなければいけないことは、あの時に偽死亡診断書が8通あった。今日いらっしゃっている横田さんのお嬢さん、めぐみさんは「死亡」と言われたが、その数年後に蓮池さんが会っていたことが明らかになった。今回も、その解決の中身が重要になってくるわけです。
 解決するためには当然、トランプ大統領は「あらゆることをやる」と言うのであれば、アメリカ大統領の口を持って、「我々は核とミサイル、そして拉致の解決が行われるまでは制裁をやめない」、この一言を私は米大統領のあの唇から発してもらいたいと思っています。
 その上で、これからの第二段階の戦いがどうあるべきかということです。北朝鮮は確かにあの時と同じで、カードとして彼らから見ればそれを切る可能性はあると私は思っています。中身です。私たちは米側が北朝鮮と接触する時に、この問題をきちんと実務者レベルで取り扱うのかどうか。
 ポンペイオさんが金正恩に会ったという話です。このことを言ったのかどうか。私は聞いていません。言ったのかもしれません。重要なことは、そういう米政府の中枢の人間で拉致問題について関心と深い理解を持って、そして具体的な8人の拉致被害者のリストを持ち、特定失踪者の1000番台、その中で可能性の高い人物のイメージをわきまえる人間がいなかれば、この話は、最終的に我々の目標である解決に到達しないのではないかと、私は思っています。
 アメリカの大統領側近のボルトンさんは、我々が超党派の議連で何回か米国を訪問している時にお会いすることができました。こうした関心を持ち、理解を持つ人を中心にして、この問題をアメリカの実務者の中に於いて情報の共有をするための努力を日本の外務省にはしていただきたいと思っています。
 もう1点私が強調したいことは、この問題に関しては日本はもちろん外務省は頑張ってもらいたいが、少なくとも警察を主体とした拉致対策本部が中心となって、明快な情報を持ち、もう一度情報を総括し、エージェントないしロビイストを使い、あらゆる情報を持ってこの議論に向かって立ち向かうべきであり、その情報を米側の担当者にきちんと伝える。
 こういった実務的な作業を当然、政治家同士のはなばなしい議論は当然大事ですが、それとは別に地下水脈の部分でこういうことをしなければ、真に我々が納得する解決につながっていかないという危惧を持っています。
 そういったこまごまとしたことまで、お互いに留意をしながら、そのことについて皆様方からも様々な声を担当部署に対して上げていただき、そして緻密な、緻密な拉致被害者奪還計画を。そして一方においては、大きな声のトランプさんを使い、そして我々の国力の粋を使って行うべきだということを進言し、私もそのために自分ができることは精一杯おこなっていきたいということをお誓いして、挨拶とします。頑張りましょう(拍手)。
櫻井 松原さん、ありがとうございました。次に、民進党拉致問題対策本部長、衆議院議員で、原口一博さんです(拍手)。


  
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