救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮は今どうなっているのか−東京連続集会96全報告



◆北朝鮮に対し、本当に痛みを伴うことをやらねばならない

宋允復 まずワームビアさんの経過について、私が保衛部筋から聞いたところでは、彼は平壌で記者会見させられた時に、自分がどういうつもりでああいうことをしでかしたのか、スローガンの板を外すようなことをしたかについて話すんです。
 それは自分の母親の友人の女性が教会の幹部で、北朝鮮のような専制国家は宣伝で人民を縛り上げているから、スローガンを一つひったくってきたら一つの戦利品となる。教会でお金を出すから取ってきてとそそのかされたと、平壌での記者会見で言っています。
 ところが、そういうシナリオを書いて話をさせましたが、保衛部は、「こいつはまだ何か持っている」と思ったそうです。うそ発見器をかけると反応したそうです。こいつはこれ以外に何かあるとにらんで、情報機関とつながっているのではないかと。私は全然そうは思いませんが、ばかばかしい話で、若気の至りで、学生が興味本位でやった、冒険心でやった程度のことだと思います。
 保衛部は当然脅しをします。出てこないから自白剤を投与したそうです。意識をもうろうとさせて、自分で何を話すかコントロールできなくして、そういう状態で誘導するとしゃべってしまう。ところが自白剤は、北朝鮮人相手に開発したものです。ワームビアさんは体格もいいし、量を少し多く投与したところ、意識が消失してしまった。それ以降回復しなかった。
 本来ならば、そこですぐ戻してあげるべきなんですが、それをやったら自分たちが何をやったかばれてしまう。だから何とか回復させようと手当てをしたけれど回復しない。しかし、時間が経ったので薬の成分が抜けた。そして北朝鮮で死なせてはまずいから返した。
 本来なら、どういう薬剤を投与してどういう反応があり、どういう経路をたどったか、自分たちはどういうケアをしたか、アメリカに全部情報を提供して、意識を回復させようとしたが及ばなかったと報告すべきですが、それは伝えず、ボツリヌス菌で中毒と言った。
 睡眠剤を与えたと言いましたが、睡眠剤ではなく自白剤です。これが何を示すかということです。自ら北朝鮮に良好で入り、そういういたずらをしでかして、そういう状態で帰ってきても、私たちは胸を痛めます。
 それ以上のひどい扱いを受けて死んだ。日本にゆかりのある人だけでも何千人という単位ですね。日本人妻を含めて。日本で在日朝鮮人と結婚して、50年代から60年代の帰国事業で北朝鮮に渡り、わずかに生き残っている日本人妻がいます。
 今年4月、日本から訪問団が行ったから会わせた。「夕焼け小焼け」を歌わせて、隣についていた党の人間が、「こういうことを言え」とせっついているわけです。それについてテレビ局の翻訳の作業をずっとやっていました。「日本は冷たいじゃないか」、「生き残っている私たちを日本に帰れるようにしてくれ」と、そう言えとせっついていました。人質政策です。
 ようやく、万単位でいただろう人たちの苦しみ、収容所にいた人もいれば、処刑された人もいれば、餓死して死んだ人もいます。拉致被害者は当然のことながら。その人道犯罪がどのくらいのものなのかを、ワームビアさんの件をきっかけに、改めて国際社会に共有させることだ大事だと思います。
 北朝鮮の核・ミサイル開発は、あたかも正当性があるかのようなプロパガンダはいくらでもできるんです。「我々は世界最大の核保有国であるアメリカからこれだけ核の脅威を受けている」とか、「金もなく通常兵器の更新もできないから、なんとかアメリカから手出しされないために、せめて核・ミサイルを持ってそれが何が悪いか」、「主権国家として当然の権利じゃないか」と。
 そういう理屈を立てれば、「それはそうか」という話になるわけです。そういう北朝鮮を支持する政府もいっぱいあります。イスラム圏もそうだし、中国も本音は分かりません。アメリカに対して強権をかけようとする限りにおいてはです。
 本音で、いざ自分たちが滅ぶ時に、中国も我々の核兵器を売ってやろうと思っているかもしれない。そこまではならなでしょうが、もしかしたらそういう要素があるかもしれない。「サード」等が出てきましたからね。韓国、アメリカと対峙するためには北朝鮮を材料として活かし続けるというメリットが出てきたわけですから。
 我々は改めて、自国民が飢えても核・ミサイル開発に資源を投入し続ける体制が自国民をどれだけ殺してきたのか。今でも収容所に10数万人の単位でいる。金正恩のあの体制を成り立たせているのは恐怖です。
 金正日が死んで金正恩が政権を継いでから去年の暮れまで、次官クラスの幹部でも百人以上を殺している。張成沢を初めとして。その親族も殺している。この体制をいつまで甘えさせて、永らえさせ続けるのかという、本当に痛みを伴うことをやらねばならない。単に国際政治の政治力学だけでは言い尽くせない体制の邪悪さについて、改めてアメリカを初めとして、日本もその役割を大いに果たせるかということだと思います。

  
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「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3