救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

拉致発覚から20年−我々はどこまで来たのかー東京連続集会93全報告



◆韓国政府から情報提供があったことを事実上否定しなかった

西岡力(救う会会長、東京基督教大学教授)
 西村先生の質問主意書と回答を一つずつ確認したいと思います。97年2月の段階での、日本政府の拉致に関する回答が文書でここに出ています。まず質問一。
 「失踪者横田めぐみに関し、前記亡命北朝鮮工作員から前記供述を得た韓国政府より我が国政府にその供述の裏付けのための照会が平成七年六月から同年十一月の間に為されたと当職は聞いているが、韓国政府からこの照会があったのか。あったとすればその内容。また、照会があったとして、それに対し、我が国政府は調査したのか。したとすればその調査内容。さらに我が国政府は韓国政府に回答したのか。したとすればその内容。」
 この質問に対して、政府の回答は、
 「お尋ねの事項については、御指摘の失踪者の安全に配慮する等の観点から、外国政府との間のやりとりの有無を含め、答弁は差し控えたい。
 なお、本件については、御指摘の報道には、その時点で接したところであり、その内容を踏まえ、今後適切に対処してまいりたい。」
 これは「現代コリア」の96年10月号の報道等のことを言っていると思いますが、「安全に配慮する等の観点から答弁は差し控えたい」と言っています。しかし、長谷川さんの取材では、韓国政府から情報提供があったことを事実上否定しなかったということです。
 次に
「横田めぐみ失踪の翌年夏、日本海岸及び九州の海岸などで北朝鮮工作員によるアベック拉致事件が連続して起こっているが、横田めぐみ失踪に関し、北朝鮮工作員による拉致の可能性は検討されたのか。検討したとすれば、北朝鮮に対し、いかなる対処を為したのか。」
 めぐみさんの拉致についてどう思うかという質問ですが、これについては、
 「御指摘の失踪者については、昭和五十二年十一月十五日夕刻、新潟市内において中学校から帰宅する途中で消息を絶ち、その後、現在まで行方不明となっているものと承知している。
 本件については、捜査当局において御指摘の可能性も含めて所要の捜査を実施しており、また、関係機関において関連情報の収集に努めているところである。
 なお、御指摘の失踪者が拉致されたか否かについては、現在までのところ確認されていないと承知している。」
 「御指摘の失踪者」はめぐみさんのことです。「御指摘の可能性」は拉致の可能性のことです。長谷川さんに出した文書の回答とほぼ似ているような回答がここで出ています。
 質問の三は、
「政府は、横田めぐみ及び李恩恵を含め、我が意に反し、違法手段により北朝鮮に拉致された日本人を把握しているか。把握しているとすれば何人か。また、その氏名及び失踪前の住所は。」これに対し回答は、
 「北朝鮮に拉致された疑いのある日本人の数は、これまでに六件、九人であり、また、拉致が未遂であったと思われるものは、一件、二人であると承知しているが、その者の氏名及び失踪前の住所については、本人の安全及びプライバシーの保護の観点から、答弁は差し控えたい。」
 この「六件、九人」は、アベックの3件6人と、長谷川さんがおっしゃった久米裕さん、そして田口八重子さん、原敕晁さんです。梶山答弁では久米さんについて言及がありませんでした。質問されなかったから言及しなかったと思われますが、ここでは何人なのかと聞かれたので「六件、九人」。(1988年の)梶山答弁では8人でした。
 私は91年に17人と書いていたわけです。2002年9月の段階では、政府はよど号犯(に拉致された)3人を加えて12人について北朝鮮に調査を求めていました。
 政府は、住所や名前について、「本人の安全及びプライバシーの保護の観点から、答弁は差し控えたい」と回答しています。ここでも「安全」という言葉が入ります。当時の政府のスタンスとして、名前を出したら危ないということが分かります。「安全」と繰り返しています。


  
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「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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