救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

拉致発覚から20年−我々はどこまで来たのかー東京連続集会93全報告



◆拉致を考えると一体日本という国は何なんだという思い

長谷川煕(ジャーナリスト、元「AERA」記者)
 こんにちは。この話(拉致の発覚)はもう20年前に起きたことです。中学校1年生の13歳の少女が、学校から帰る途中に、北朝鮮に拉致されて、今年で40年間事実上監禁状態になっている。こんな話が未だに日本政府によって解決されていない、つまり取り戻されていない。これは一体どういうことなんだ、と。この問題を考えると、もう声がなくなるんです。
 当時の取材のことを考えていても、(発覚後)20年もこういう状態が続いていることは考えもできなくて、一体日本という国は何なんだという思いです。今こうやって話していますが、声は出していますが、気持ちの上では声が出ないんです。
 当時この記事を書くに至った経緯を簡単に申し上げます。私は朝鮮問題の専門家ではなかったのですが、ただ北朝鮮で核開発をしているという話に驚いて、1991年にそれを記事にしたことがあります。拉致の記事の6年前ですが、その時私は朝鮮問題の専門家の方々を知りませんでした。社内で若干の人の名前を教えていただきました。その一人が当時の「現代コリア研究所」の故佐藤勝巳所長でした。
 佐藤さんや色々な所で取材し、1991年に、「北朝鮮は明らかに原子爆弾を製造しつつある」という記事を書きました。それ以後、佐藤さんとたまに情報交換をしたり意見を聞く関係が続いていました。
 1997年の正月早々に、多分私から佐藤さんに、「新年おめでとうございます」という電話をしました。色々な雑談をしていたら佐藤さんが、「長谷川さんこんな話があるんだけどねえ」というやや漠然とした感じの話がありました。
 「何ですか」と聞きましたら、こういう話でした。
 大阪に本社がある朝日放送のプロデューサーの石高健次さんという人が少し前の「現代コリア」で、日本の海岸から13歳の少女が拉致されていたという記事を書いている。自分は昔新潟市に住んでいて、その頃確か自分の記憶では中学1年生の女子生徒が学校の帰りに行方不明になったことが「新潟日報」に出ていて、結構騒ぎになっていた。どうもそこに話が結びつく。何かピタリと合うんだ。これは大変なことだ。
 そういう問いかけでしたが、私はそれを聞いただけで、これは重大問題じゃないのかと思いましたが、実は抱えている取材があったものですから、ともかくそれをやり終えて、腰を落ち着けて、こんなすごい問題はじっくり構えて取材しなければいけないと思いました。すごいニュースだと直感的にそう思いました。
 その旨を佐藤さんに電話で伝えて、抱えている取材が終わったら宜しくと言って電話を切ったんです。電話を切って15分もしない内、そういうことを佐藤さんに言ってしまったけれど、今抱えている取材は横に置いておいて、これはすぐにでも着手すべき重大な問題ではないのかと考え、また佐藤さんに電話をしました。
 そして、さっきはそう申し上げたが直ちに取材に着手します。明日佐藤さんにお会いしたい。ご存じのことを全部話してくださいということで、翌日都内で4、5時間にわたって話を聞き、すぐ新潟に飛びました。その他色々なところに行きました。
 当然のことながら韓国にも行こうと思いましたが、その余裕がなく、在日韓国大使館のしかるべき担当の人に取材の申し込みをしました。
 また、13歳で拉致された横田めぐみさんのご両親に何より会わなければならないと思いましたが、住所も知らない。それに大変手間取り、数日のうちに分かり、取材に伺いました。連日懸命に動きました。そして1本の記事にまとめました。
 「AERA」というのは朝日新聞社が発行している週刊の雑誌です。1988年に創刊して、その時私は朝日新聞社経済部から異動になりました。93年に定年退社しましたが、「AERA」には以前と同様に取材執筆活動を続けていました。97年の1月にこの問題にぶつかったわけです。


  
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「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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日比谷公園1-3