救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

核・ミサイルと切り離して全被害者救出を先行させよ−特別集会全報告



◆北朝鮮の核兵器化は完成に近づいている

恵谷治(ジャーナリスト)
 北朝鮮の核開発とミサイル開発について報告します。
 ご承知のように、北朝鮮は過去10年間で5回の核実験を実施しました。特に今年9月9日の、5回目の核実験は、それまでと全く違う様相の実験だったと私は思っています。
 配布資料には「戦略的核武力建設構想」とありますが、これは北朝鮮が初めて表明した表現です。つまり彼らにはこの「建設構想」があるということです。この「建設構想」についてはもちろん北朝鮮は発表していませんが、核戦力の究極の目標は、原子力潜水艦に核ミサイルを搭載することです。これは軍事関係者には当たり前のことです。
 北朝鮮はそれに向けて、ある判断ではまだまだ先とも言えますが、徐々に徐々にそこに至る状況です。彼らがそこに至ったというくらいの状況です。というのはミサイルに搭載できる程小型化、軽量化はできていませんでした。
 しかしこの9月9日の北朝鮮の発表では「核弾頭化に成功した」と言っています。仮にこれがプロパガンダで、まだブラフ(威嚇)だとしても、もう25年くらい核弾頭の小型化を目指してきた北朝鮮に関しては、完成は目の前、あるいは既に完成していると考えるべきだと思います。
 一方核弾頭を積む原子力潜水艦ですが、これは新浦というところで建設しているのではないかと私は推定しています。偵察衛星も含めて、外観からは内部にディーゼルエンジンを積んでいるのか、原子炉を積んでいるのかが分かりません。
 しかしおそらく原子炉を積んだ潜水艦を現在建設しているのではないか。ただこれがうまくいくかどうかはまた別問題です。
 加えて、軍事的に言えば、北朝鮮のレベルであれば、その潜水艦が完成して海底を航行しても、海上自衛隊、アメリカ海軍は120%探知できます。
 問題は探知できるかどうかではなく、北朝鮮が原子力潜水艦に核ミサイルを積むことによって、アメリカとの交渉において、核保有国宣言は誰も否定できなくなる。ここが一番のポイントで、現実的に作戦配備されれば、さほどの脅威ではないと私は思いますが、政治的には全く様相が異なります。
 その意味でこの5回目は「核兵器研究所」というのが初めて登場しました。この研究所の名義で5回目の核実験の公式声明が発表されました。4回目は政府声明でした。3回目と2回目は「朝鮮中央通信」の報道で、主体が不明でした。しかし、4回目は政府声明で、「水爆」と報道されましたが、北朝鮮は「小型化された水素弾」と発表しました。
 この「小型化」が問題です。水素弾を水爆と訳してもいいんですが、水爆というのは核爆弾を起爆としたもので装置自体が大きくなります。それを小型化するというのは、核爆弾に水爆の原料を少し加えて威力を強化したもので、いわゆる「ブースト型」あるいは「強化原爆」です。
 中国もロシアもアメリカも、現代の原爆というのは水爆の材料をプラスしています。それによって威力を強化させる。通常のことです。それを北朝鮮はやっと4回目に世界のトレンドであるブースト型の実験をしたわけです。
 しかし爆発威力の数字をみたらお分かりと思いますが、4回目は前回よりも威力が低下しています。つまり彼らが言う「水素弾」、我々が言う「ブースト型」原爆は失敗したと思っています。
 ところが5回目は、威力だけでいえば過去最高です。報道でも聞かれたと思います。しかも、まだ確認はとれませんが、ミサイルに積める状況に至っているのではないかと思います。
 ということは、彼らの「戦略的核武力建設構想」にどんどん近づいているというのが現状です。


  
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2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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