救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮最新情勢と救出戦略ー東京連続集会92全報告



◆お金があれば何でもできる−トンジュ(金主)という新興階層が出現

金聖●(自由北朝鮮放送代表、●=王へんに文)
 ここで私はトンジュ(金主)という新興階層が出てきていることについて説明します。日本や韓国のマスコミが最近トンジュについて色々報道しています。私もドンジュについて一定程度知っていると思っていたのですが、最近韓国に来た脱北者、外貨稼ぎをしていた脱北者たちにインタビューをしてみたところ、驚くべきことが分かりました。
 物を農村から都市に持っていく。都市から農村に持っていく。そして市場で売るわけですが、その運送が北朝鮮ではできなかった。鉄道がほとんどまともに通っていないんです。そこでトンジュは鉄道局に行って、「何がだめなんだ」というと「機関車が故障している」と。「じゃあ全部部品を買ってきてやる」と言って機関車を治す。「貨車が足りない」というと、「分かった」と言って、中国から貨車を買ってくる。そして鉄道局の名前で、個人の運送業をやっている。
 北朝鮮ではいくつかしかない製鉄所の中で、代表的な製鉄所が黄海製鉄所ですが、そこにトンジュが行って、「俺はアパートを建てるのに鉄筋が必要だ。なぜ鉄筋が作れないのか」というと、「労働者がお腹をすかせて出勤しないんです」と。「分かった。米何トン必要なのか」と買ってくる。労働者が出てきたが炉が止まっている。「なぜ溶鉱炉に火が入ってないのか」と聞くと、「コークスがないんです」と。「分かった。中国から買ってくる」と全部準備する。国家ができないことを、トンジュはできる。そして止まっていた溶鉱炉が稼働して、必要な鉄筋ができて、その鉄筋を使ってアパートを建てた。
 今平壌で新都市建設をやっていると言っていますし、地方でもやっていると言っていますが、それはトンジュがいなければ何もできません。トンジュが必要な資材を持ってくるからできたんです。
 私も黄海製鉄所に行ったことがあるんですが、8つの溶鉱炉の内7つは止まっている。1つだけが、国防用として特殊な鉄を作っているんですが、それをトンジュが使って鉄筋を作らせている。トンジュがいなければ何もできない。トンジュがいれば、国家ができないことができるという北朝鮮になってしまった。
 もちろんトンジュが1万人いるのか数万人なのか分かりませんがわずかです。しかし、これを見ている北朝鮮の一般の人たちの考え方が変わった。まずはお金だ、と。金がなければなにもできない。しかし、金があれば何でもできるという考え方に変わっていった。
 このトンジュたちが、北朝鮮の既存のシステムを完全に無視して動き始めたら、北朝鮮のシステムは崩壊すると思いますが、今はそうなっていない。このトンジュたちを逆に保衛部や人民保安省や宣伝扇動部や組織指導部などが利用して、何とかこのシステムを維持している。それが今の北朝鮮の実態です。
 最後の一線は残っているわけですが、それを超えろと我々民間の脱北者団体はビラをまいたり、ラジオを放送したり、USBなどを北朝鮮に入れて「決断白」という活動をしているわけです。
 このような民間活動は、私がラジオをやったり、朴相学(パク・サンハク)がビラをやったりしていますが、できることは限られています。しかし、何と喜ばしいことに、ついに朴槿惠政府が北朝鮮に情報を入れて、北朝鮮の体制を変えようと本気で活動し始めました。38度線の対北拡声器放送を再開しましたが、2週間前には、予算を付けて拡声器放送の施設を増やすという発表もありました。

  
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「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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