救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

今ここまで言える日本人拉致の全体像ー東京連続集会91全報告



◆条件拉致の場合は「帯同復帰」と同じ

恵谷 治(ジャーナリスト、救う会拉致の全貌プロジェクト委員)
 もう一つ、Cパターン(「条件拉致」後に帯同復帰)があります。例えば柏崎。命令は「若いカップルを拉致してこい」です。調べた結果柏崎中央海岸には若いカップルがたくさん集まるという情報があると、崔スンチョルに「柏崎に浸透しろ。そこで若いカップルを拉致せよ」という指示が出る。
 そうすると、北朝鮮から工作員の崔スンチョルと戦闘員3人の4人組が夜陰に乗じて柏崎に上陸します。崔スンチョルは誰が見ても日本人に見えますが、西岡さんが言ったように、市内で怯えている戦闘員に度胸をつけさせるために、「カレーライスを注文してみろ。何ということはないんだ」と。
 昼間は海岸線を散歩するふりをしたり、松林に適当な所はないか見てきた。数日監視した後、「これでいける」とターゲットを絞った時に、一升瓶を持ったおじさんが出てきて、そのターゲットはやめて、偶然に蓮池さんたちが狙われたということです。
 その時は自分たちで海岸に入っていますから、ゴムボートは河口に隠していると思います。沖には工作小船がいますので、それには連絡する必要がありますが、海岸では任意の時間に入ってきて、作戦終了後、任意の時間に出ていく。そこは自分たちだけで作戦ができる。
 人定拉致の場合は、海岸まで連れていったら、何月何日何時何分にそこに被害者を連れて行かないと拉致は成功しない。その状況とは全く違います。
 条件拉致のもう一つの特徴は、いわゆる「白砂青松」の場所ではないということです。今回現地調査で驚いたことがあります。拉致実行犯がゴムボートで上陸する。その前は漁船に偽装した工作小船で沖合1キロくらいまで接近します。この小船は一旦沖合の母船に帰ります。母船は領海22キロの外に待機しています。

  
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