救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

今ここまで言える日本人拉致の全体像ー東京連続集会91全報告



◆工作員の「浸透」と「帯同復帰」

西岡 工作員の潜入と脱出についてまず説明してください。
恵谷 治(ジャーナリスト、救う会拉致の全貌プロジェクト委員) 北朝鮮は1948年、終戦後3年から工作員を出入りさせています。工作員が日本に潜入する、不法入国する方法です。北朝鮮を出発して船やボートで上陸する。「夜陰に乗じて」という言葉がぴったりですが、夜陰に乗じて上陸します。潜入だけなら、海岸ならどこでもいいわけです。
 しかし、日本に潜入した工作員が脱出する、不法出国するには迎えの船が必要です。同時に迎えの船やボートと人が海岸の1点で、ピンポイントで出会う必要がある。
 夜ですから、50m離れればもう会えません。大声でオーイと言うと気づかれます。とにかくピンポイントでランデブーする必要があるのです。それを北朝鮮の工作員たちは、接線と言います。脱出の時はこの接線がどうしても必要です。
 工作員は出入りすることを、「浸透」と「帯同復帰」と呼びます。任務を終えた工作員を伴って本国に帰る。
 拉致作戦の場合、例えば田口八重子さんですが、北朝鮮の発表では宮崎の青島海岸とされますが、私には新潟のように思えてなりません。原敕晁さんの例でよく知られているように、大阪から宮崎までだましながら、途中で温泉に入ったり、酒を飲ましたりしながら接線現場まで連れて行く必要があります。
 その際、逃げ出すとか警察に通報されるようなトラブルは絶対避ける必要がある。非常に友好的な雰囲気で連れて行く必要があります。これはこれで大変なことだと思います。
 海岸線に連れて行く時も、帯同復帰と同じです。被害者を迎えのゴムボートに乗せて帰る。だいたい調査部の工作員は一緒にゴムボートに乗って、朝鮮に帰ります。これがBパターン(拉致被害者の搬送のため長距離を移動後に海岸で接線)です。

  
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