救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮最新情勢と救出への展望−東京連続集会90全報告



◆議論や努力も大事だが、具体的な結果につながる工夫を

飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表) 皆様こんばんは。いつもありがとうございます。
 皆様も感じておられると思いますが、なかなか拉致問題を取り巻く環境、情勢が混沌としています。どれをきちっと捕えて実行すべきかということが、なかなか分からないというのが私の気持ちです。
 今西岡会長からお話がありましたが、どんな情勢下にあろうとも、我々は決してあきらめない、これが原則であるというのは我々誰しもの考えであると思います。
 我々家族会の活動としても、なかなか自主的な活動はできにくい。従って、我々が活動するのは例えばこういう場であるとか、あるいは全国で計画されている集会での訴え、要請、署名活動になります。そしてこの一番難しい時期に我々の態度をはっきりさせることが、今肝要ではないかと考えています。
 そういう中で先日、5月2日に、家族会としては飯塚耕一郎、横田拓也が訪米しました(5/9ホームページ参照)。これは前から計画していたものですが、シンポジウムに参加して家族の思いを訴える。それによって国連加盟国、あるいは日米韓の中でどんないい影響が現れてくるかということが当然付いてくるわけです。
 ワシントンでのシンポジウムは、テーマが、「北朝鮮における人権問題の解決に向けて日米間の連携を深めよう」ということでやったようです。これには加藤大臣、ロバート・キング(米国北朝鮮人権問題担当特使)、飯塚耕一郎、グレース・ジョ(脱北者者)、マイケル・グリーン(戦略国際問題研究所上級副所長)、ビクター・チャ(同上級顧問)という人たちが論議をして、今後どうしていくかを検討したようです。
 政府としては当然、この問題は国の責任でやろうということが加藤大臣からもあったそうですが、色々お話を聞きますとお願いするような内容ばかりなんですね。
 日米間の連携が必要だということは、我々からすれば当然なことです。そして緊密な連携をとっていくんだという話は、以前からずっとあるんです。その間状況が変わり、なかなか具体的な連携がとれない、結果が出ない。
 実際にどういう連携で、各国がどういうことをするのかというところは我々には見えません。当然連携は必要なんですが、私たちとしては、どんな場面でも訴えていかなければならないということでは、このような国際活動が必要だということは理解しています。
 もう一つのシンポジウムは、ニューヨークで5月4日に国連本部で行われました。テーマは「北朝鮮の人権状況−人間性の回復に向けた戦略」で論議をしたようです。
 テーマの趣旨は、配布資料にありますが、「拉致問題を含む人権状況の改善に向けた北朝鮮の具体的な行動を引き出すための、国連の人権状況の改善に向けた国際連携のあり方につき、ダルスマン特別報告者のイニシアチブをベースに議論し、今後の国連において共有すべき政策的方向性を見出す」とあります。
 ダルスマン氏はご存じのように、早くから人権・人道問題について、特に北朝鮮による日本人拉致の問題については、相当強い意見を持って今まで対応してきました。
 そういう中で、加藤大臣もこういう催しについては必ず来てくださいます。それなりの日本の立場や大臣の意見をコメントされています。当然ながら言っていることは今まで全く変わりがないという印象を受けます。
 やはり、こういうプロセスの中で、我々の意見を如何に関係させていくか、これが大きな鍵だということでしょう。知恵を出し合うことの重要性を確認したということなんです。
 日本も安保理のメンバーになったわけですから、大臣は、「国連の人権プロセスのあり方に積極的に関与しつつ、『対話と圧力』、『行動対行動』の原則の下、北朝鮮に問題解結を働きかける」という話です。
 討論の参加者から色々な意見が出ていますが、やはり具体的な話が全くないのが残念なんです。先ほどの大きなテーマとしての「日米間の連携」にしても、いつまでにこういうことを考えて、こうしていこうじゃないか。その上に立って、具体的にこういう行動を取ろうじゃないか、というような話はいつもないんですね。
 こういうことをやった後のフォローアップ、私はいつもそれを感じるんです。何かをやればそれを活かした考え方の構築や活動につないでいくこと、あるいはその結果を予測する。そういうことがつながっていかないと。
 確かに色々な面で一生懸命やっていただいています。しかし、それでどうなったのという結果が出てこないのが残念です。国連ではかなり制裁をしています。これが我々にとってどれだけの効果が出ているのかも非常に気になります。
 北朝鮮に関わる記事やテレビを見ると、全く困っていないという印象を受けると思います。本当に困って、にっちもさっちもいかない。そして白旗を上げて、例えば日本人拉致被害者を全部返しますというような場面が、どうやったら作られていくのか。金正恩がそれを決断しなければいけない場面あるいは時期も重要です。
 さらに言えば、国連関係でも相当、非難決議していますが、やはり一番効くのは金正恩を国際刑事裁判で、人道・人権問題、日本人拉致問題を徹底的に追及していく。こういう強い圧力がないと、まだまだ時間がかかってしまうのではないかという印象を受けます。
 それぞれのお立場で、関係家族にしても救う会の全国組織でも色々な活動をやっていただいています。これは絶対欠かせないことだと思います。その上で、人に関する情報や国際関係の情報を取り入れて、専門家の分析の上で、じゃあどうしようかというように私たちは活動を続けていきたいと思います。
 そういうことではまだまだ時間がかかるような気がします。今年も既に5月になりました。最終決戦のときというのはこのまま続きますけれど、何とか早く解結してほしいというのが被害者家族の気持ちであり、向こうにいる人たちが常に思っていることだと思います。
 先があまり見えない状態ですが、必ずしも悪いニュースや情報ばかりではない。先ほどの解説にもありましたが、そういうことを思ってさらなる活動や要請をしていきたいと思います。
 耕一郎や拓也さんのペーパーは配布資料の通りですが、そういうことを何回も訴えることで国際世論も高まっていくと思います。早く実のある結果に結びつくように期待をしています。
 時期は分かりませんが、少しでもいい方向に行っていることが分かれば、皆さんとともにあきらめないで頑張っていけると思います。以上です(拍手)。


  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3