救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮最新情勢と救出への展望−東京連続集会90全報告



◆核ミサイル技術の北への流出を許すな

西岡力(救う会会長、東京基督教大学教授) 配布資料の中の今日の「産経新聞」の私のコラムですが、拉致問題の問題ではなくても、日本の国立大学の実験所で研究している技術が北朝鮮の核・ミサイル開発に使われていたら、これはだめでしょうということです。
 朝鮮総連の参加に、在日本朝鮮人科学技術者協会、略称科協という組織があります。「科学には国境はないが、科学者には国籍がある」というのが彼らのスローガンだそうです。
 日本では科学には国境はないから朝鮮総連の人でも、国立大学で教授になれるわけです。そのこと自体に反対しませんが、しかし軍事に転用できる技術が、テロ国家で、NPT(核拡散防止)条約に入っていながらそれを無視して核武装している無法国家に持ち込まれるとしたら、それは大問題ではないかと思います。
 このことについて私は1998年から、「問題だ」と言ってきたわけです。そして2009年にも「産経新聞」の同じコラムで、東大の工学部の中に、生産研究所という組織があるのですが、そこの出身の二人のエンジンの専門家が頻繁に訪朝していると書きました。
 徐錫洪(ソ・ソクホン)という人は、国際的なエンジンの権威で、東大で博士号を取った人です。その人と同じ生産研究所の後輩の徐判道(ソ・バンド)という人が二人で、北朝鮮に、金剛原動機合弁会社というのを作った。そこに金正日も訪問している。そこでミサイル・モーターを作ったと言っていますが、ミサイルに使うエンジンの開発をしていたと言われています。
 そして今回調べて分かったのですが、韓国に亡命した元労働党機械工業部に金秀幸(キム・スヘン)という人がいるのですが、この人は在日朝鮮人です。お父さんが工作員で、一緒に北に帰って、そして工作員になって北京に出ていた。日本語ができますから、機械工業部で日本からミサイルに関わる技術や部品を密輸する工作の責任者でした。
 その人によると、この金剛原動機合弁会社は、「ンジン部品と偽装してミサイル部品を日本から密輸しており、日本当局の監視を意識して後輩技術者を自分たちの代わりに訪朝させ、ミサイル開発に関与してきた」と言っています。
 この金秀幸氏自身が、「日本からミサイル開発に必要なレーザー溶接機、酸素分離器、液晶ディスプレー、各種センサーなどをこういう方法で密輸しました」と詳しく証言しています。メーカーの名前まで言っています。
 その時科協が、「日本国内の生産業者や技術保有者を選定し、香港やシンガポール経由で偽装輸入していた」そうです。
 またこの金秀幸氏は、日本人の技術者を北朝鮮に連れていったこともあるそうです。そのやり方は、北京に日本人技術者を呼んで、最初は「中国の会社で技術指導してくれ」ということだったのですが、「実は北朝鮮だ」と。
 そしてお金を払い、パスポートには渡航記録が残りませんからと、北京にある北朝鮮の大使館で別の人間のパスポートを渡して、そのパスポートで北に行って帰って来た。中には、空港で嫌がった日本の技術者がいたそうです。「みぞおちをなぐって無理やり飛行機に乗せた」とも言っています。
 そして「AERA」という週刊誌の取材によって、金秀幸氏が連れていった技術者の一人は、実際に北朝鮮に行ったことを証言しています。
 今問題になっている京大の核の専門家は、現職の准教授ですから問題が大きいと思いますが、その人についてはやっと今回再入国が不許可になりました。
 先ほど言った、安倍政権が2月に行った追加制裁の文書を見ていると、「在日外国人核・ミサイル技術者の北朝鮮を渡航先とする再入国の禁止」と書いてありますが、在日朝鮮人とは書いてないのです。
 これはどういうことかなあと思っていたんですが、この京大の現職の准教授は韓国籍なんです。元々朝鮮総連系だったのですが、今韓国籍です。実は朝鮮総連の構成員は日本の警察の見方では6万人をちょっと切るそうです。しかし今、朝鮮籍は3万4千人くらいです。つまり2万5、6千人は韓国籍なのに朝鮮総連の構成員です。
 そういう人もいることを前提にして、「在日外国人核・ミサイル技術者の北朝鮮を渡航先とする再入国の禁止」となったのです。

  
■ サイト内検索 ■


■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ 映画「めぐみ」 ■ 

映画「めぐみ」

■ 書 籍 ■

国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3