救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

拉致も理由に北朝鮮に強力な制裁を−緊急集会報告



◆全被害者一括解決を、圧力をかけることとパイプを切ることとは違う

古屋圭司(自民党拉致問題対策本部長)
 皆様ご苦労様です。西岡さんのお話の通り、1月6日、金正恩がまたとんでもないことをしでかしました。この蛮行を、いかにして拉致問題の解決に取り込んでいくか、これが非常に重要なんです。
 今加藤大臣が過去の経緯について色々とお話されましたので、重複しないお話をします。昨年12月に、アメリカの、特にニューヨークに行きました。ニューヨークでは国連の関係者に精力的に会いました。
 ちょうど安保理の委員会が開かれており、9か国のみなさんに、核とミサイルだけでなく、拉致問題を安保理でもしっかり議論してほしいと働きかけ、9か国が賛同してくれました。
 もう一つはワシントンに2日間おりましたが、国務省の関係者に会ったのは一人だけで、あとは議員外交をしてきました。
 皆さんご存知のように、アメリカにはデヴィッド・スネドンというユタ州出身の青年がいて、拉致された疑いが極めて高い。かつて日本政府がそうであったように、十数年間拉致問題の認定で腰が引けていました。当時の安倍晋三若手議員、亡くなった中川昭一さん、衛藤晟一さん、不肖古屋圭司等が相当政府に圧力をかけました。
 あの当時は国会議員の中でも融和派が非常に多かったという状況があり、政府の認定は結果として遅れた。そのことが拉致問題の解決を遅らせてしまった。悔しいけどそれが現実です。
 だからこそ私は、アメリカの議員に働きかけました。それは国務省の関係者に働きかけても日本と全く同じことです。キング特使とか色々会いましたが、「証拠がないのに」と。
 実は政府の認定被害者だって、物的証拠が完全に揃っているかというとそんなことはない。状況証拠によって、政府の決断で拉致認定をしているんです。アメリカだってできないわけがない。
 だからこそ私は、やや内政干渉かなと思いましたが、上下両院の議院に会ってきました。今はねじれで共和党が両院とも過半数をとっています。ユタ州の議員やスチュワート議員がこの問題に熱心です。
 今大統領のレース(予備選)で共和党で2位に近い3位にいるマルコ・ユビオ氏はこの問題に極めて関心が高い。保守主義者です。こういう人たちに働きかけて、何とか上下両院で決議をしてほしいと。
 核・ミサイルだけじゃなく、自国民を拉致しているのが北朝鮮だ。アメリカの政治文化は、自国民が拉致されていることが分かれば、軍隊を出してでも取り返すというものです。
 スチュワート議員とは直接メールで話をしながらやっていますが、ほぼ文案はできているそうです。今日来ておられる古森さん(産経記者)がまもなくワシントンに戻られるそうなので、古森さんからもしっかりとフォローアップしていただきたい。また佐々江大使に直接関与してもらって、上下両院に働きかけています。
 私も、ストーカー的にこの問題をやってくれ、やってくれと、しつこいくらいやっています。やはり政治家というのはそういうものなんです。しつこいくらいやった方が、言うこときくんです。
 もし決議ができるということになれば、私はいつでも行けるような体勢をとっています。そうなればアメリカのメディアも非常に大きく報道します。そうなると、北朝鮮は核・ミサイルだけじゃなく、拉致までやっている、けしからんということになるわけです。これは金正恩にとっても、非常に困る話なんです。要するに圧力です。
 こういう本当に効く圧力をかけていくことが拉致問題の解決につながるんです。実は核実験の後、中国の王毅外相とケリー国務長官が会って、当初中国は全く知らされていなかったようです。
 彼は頭にきていて、厳しい制裁をと言っていましたが、最近になってまた、「暴発しては困る」といういつものパターンに中国は戻ってきたようです。ケリー国務長官も、「しっかり言ったが帰ってきた内容はかつての中身と同じだ」ということです。
 でも、ここで引いちゃだめなんです。アメリカも徹底的に中国に対して、働きかけることが大切だと思います。これによって国連の安保理決議が、多少遅れることになっても、中身が大切なんですから実効あるものにしていく。日本政府も非常任理事国になりましたので、今加藤大臣、外務大臣、そして官邸も入って取り組みをしています。
 そしてその中に、皆さんの決議にもあるように、そして自民党でも核実験後の6日の緊急党声明で、「国連安全保障理事会で新たな制裁を決議する時、必ずその理由に拉致を入れるべき」としています。
 これは実は、ワシントン、ニューヨークでの協議の過程でプレッシャーをしっかりかけるということです。
 もう一つは、日本は独自制裁を考え、自由民主党も、西岡さんが言ったように、13項目をしっかり提案しています。中味は申し上げるわけにはいきませんが、官房長官や関係者に、私は、「この中でも我々が非常に検討した項目はこれとこれだ。もしやるならこれが効果があるはずだ」ということをしっかり伝えています。
 最終的にどういう決断をされるか、今非常任理事国として国連決議をやる中で、どうも中国がというのなら、日本が先にこういうことをするということを示すのも日本のゆるぎない、まなじりを決した拉致問題解結に向けた姿勢につながるのではないかと思います。
 最終的に政府がそういう判断をしてくれることを私は期待します。大臣がおっしゃったように、協議のパイプをこちらから切る必要は全くありません。しかし、圧力をかけることとパイプを切ることとは違います。そういったものをしっかりやりながら、北朝鮮がこの拉致問題を解決しない限り、未来を描くことはできないという姿勢を本気であの金正恩に分からせることだと思います。
 もう1点、ダルスマン氏の話がありましたが、私も会いました。彼は、国連の中でも、この拉致問題に特化したシンポジウムをやることに意義があると。私は大賛成です。9月の国連総会とか言っていましたが、私は、できるだけ早くやるべきと。大臣是非これは働きかけてください。
 国連でこういうことをやるのは多分初めてです。拉致問題で。これをやることで世界各国が、核・ミサイルだけではなく、拉致問題についても北朝鮮はとんでもないことをしていると、世界各国が協力して北朝鮮に圧力をかける。拉致を解決させるための圧力をかけてくれるということにつながると思います。
 私も、党の拉致問題対策本部長として、あらゆるチャンネルを使って、あらゆる手段を講じて、政府とも連携をしながら、今一日千秋の思いで帰国を望んでいる被害者のことを思いながら、すべての被害者の帰国に取り組みたいと思います。
 私が大臣の時はっきり言いました。一括帰国。これに向けて全力でそのプロセスを進めていきたいと思います。以上で私からの報告に代えさせていただきますありがとうございました(拍手)。
西岡 先日、自民党の拉致対策本部の会合があり、私も呼んでいただき、議論を見させていただきましたが、ある先生が「悔しい」とおっしゃっていました。「13項目は拉致のために作ったのだ。それも去年の6月に、7月で1年経っても動かない時のために、総理のポケットに入れたんだ」と。それが核で発動されるのが悔しい、と。
 そういう思いは本部長も同じでしょうから、核・ミサイルだけでなく拉致だと、今おっしゃっていただいたと思いますが、我々も本当にそういう思いです。
 拉致対策本部が13項目を作ったわけです。核致対策本部が作ったのではない。それなのに1年半経っても、それについて発動の議論が表ではない中で、核実験になったらすぐ13項目を参考にするという。しかしこれは、拉致のために作っていただいたのではないか。「拉致問題を解決しなければ、北朝鮮はその未来を描くことが困難だ」と総理が言ったことを受けて、古屋本部長が作ってくださった案です。
 なのにそれを、核だけで使われたらたまらない。だから、北朝鮮に対して、1年半経っても一人も返さないこともあなたたちに制裁をかける理由ですよという発信をしていただくということが、まさに今日の集会のテーマであり、拉致対策本部として作った制裁を拉致のために使っていただきたいということを、古屋先生にもう一度お願いしたいと思います(拍手)。
 続いて、民主党の元担当大臣であった松原仁先生にお願いします(拍手)。

  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3