救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会85 全記録



◆国連を巻き込んだ一連の動きに対して北朝鮮は神経質になっている

渡辺周(民主党拉致問題対策本部長、拉致議連会長代行、衆議院議員) みなさん、こんばんは。このシンポジウムは5月5日にニューヨークで開かれましたが、その2日前、5月3日に特定失踪者問題調査会の(対北ラジオ)「しおかぜ」主催の集会がロサンゼルスでありました。拉致、特定失踪者をテーマに、在サンフランシスコ州の日本人を対象にした日本語による2時間のシンポジウムで、皆様と思いを共有していくイベントがあり、それにも出席しました。
 ニューヨークの集会は国連から歩いて数分のところにあるホテルで行われ、主催者である山谷大臣の他の政治家は私と拉致議連の事務局長を務めている新潟県の自民党参議院議員の塚田一郎さんでした。
 そして横田めぐみさんの弟さんの横田拓也さん、山梨県でお姉さんが図書館に行ったまま行方不明になった森本美砂さん(山本美保さん妹)、北朝鮮から脱北してきた通名木下さんという方が参加しました。
 木下さんは70近い方ですが、帰国事業で、「北朝鮮は地上の楽園」ということで親と共に帰国し、その後40数年過ごし、今から7年ほど前に瀋陽の日本領事館経由で脱北した方です。
 拓也さんが拉致被害者家族を代表して、森本美砂さんが特定失踪者を代表してその家族の思いを、そして脱北者下在日朝鮮人の木下さんが、北朝鮮という国の公開処刑や密告制度が今もはびこっていて、人権。人道のかけらもない国が未だに21世紀の地球上にあるとの訴えを行いました。
 西岡さんからも話がありましたが、その前日に、いわゆる脱北の問題を取り上げたところ、北朝鮮の出先事務所がアメリカにあり、30人くらいのスタッフがいるらしいのですが、そこの人物が妨害行為をしました。
 5月5日のシンポジウムは10時から12時までの2時間でしたが、ひょっとしたら北朝鮮の代表部からやってきて妨害行動をするのではないか、日本国の大臣も来ていますので金属探知機が入口に置かれました。
 また、シンポジウムの隣の会場では写真パネルを含めて、拉致問題とはなんであるかについて、めぐみさんのDVDやコミックになった英語版の本をフリーで渡しました。シンポジウムの方は、約120〜30名入る会場でしたが、満杯になっていました。
 西岡さんも言いましたが、5月4日に、朝鮮中央通信が論評を出しました。これはニューヨークでのシンポジウムに対し大変神経質になっていることを裏付けたものだと思います。
 「日本の拉致担当大臣山谷がアメリカで、反共和国人権討論会を繰り広げ、国連駐在の各国代表部に拉致問題解決のための助けを乞う国連外交をしようとしている」。その後が大変けしからんのですが、「拉致産業によって存在を延命する彼女が東京で青筋を立てるだけではあきたらず、ニューヨークに行ってスカートの風を、これは女性の行動が活発な比喩のようですが、巻き起こし、拉致問題を宣伝しようとしている。対北朝鮮敵対意識が骨髄に徹した対決狂信者」と言っています。北朝鮮という国は異常なほどの言葉づかいをする国です。「事物の分別もつかず初歩的な政治的常識も備えていない未熟児のみが働くことのできる分別のない行為である」。こんなような、あらんかぎりの言葉を書いて声明を発表しました。
 私は2年前にも、当時の古屋大臣と一緒に、超党派ということで拉致議連を代表してニューヨークに行きました。今回2度目でしたが、前回のシンポジウムの時は、こんなことは北朝鮮はやらなかった。つまり今回、国連を巻き込んだ一連の動きに対して北朝鮮は神経質になっている。だからこそ、あらんかぎりの罵声を浴びせるような論評をしています。
 ここまで言うのなら何か妨害行為でもあるのかなと思って少し備えはしていました。もしそうならば、各国のメディアも日本のメディアも来ていましたから、世界のメディアの前で北朝鮮が拉致問題であばれてくれると、世界に大変なニュースを発信することになります。逆説的に言うと、すこし心待ちにしていた部分はありますが、残念ながら来なかったわけです。
 その中で、私たちは、「ある日、愛する家族が突然いなくなった。何の理由も、前触れもなくご家族がいなくなったらということを、皆さん想像してみてください」と話しました。そして、辛い目に逢っている家族にしか伝えられない魂の言葉を会場の皆様方に、英語と韓国語の同時通訳で訴えました。ニューヨークには脱北者の人権問題を支援するNGOの方々も大勢来ておられました。
 何よりも言ったことは、かつて南アフリカでアパルトヘイトという、肌の色だけで差別をすることに対して国際的な非難があがった。のみならず国連は制裁を課しました。だとするならば、拉致を含め、日本人をこれだけ誘拐しておいて、さらに公開処刑があり、移動の自由も良心の自由もない。この軍優先で、未だに3代も続いている非人道的な国に対して、国連は制裁を課すべきではないかと訴えました。
 つまり人道査察、拉致査察。北朝鮮という国は一体どうなっているのかということを、国連をあげてこの国に対してアプローチをしなければいけない。そして未だにこんなことが起きていることに対して、かつてアパルトヘイトの国に対して国際社会が動いたように、21世紀のアウシュビッツ、アメリカでの訴えでしたので、狂信者ヒットラーによって、民族浄化の名の下に、罪のないたくさんのユダヤ人がかつてガス室に送られた。このことを想起して、我々はことを起すべきだ。まだこんな国があるということを。
 これは打合せしながら言いました。拉致問題だけ、特定失踪者問題だけを言っても、限られた時間の中で、色々な国から来ていらっしゃいますので、共有してもらうにはやはり人道や人権です。これは言ってしまえば、国連やアメリカ人が一番好む言葉をちりばめながら、拉致や北朝鮮の蛮行について行動を起こすように訴えました。
 その後山谷大臣を含めて食事をしたんですが、国連の人権大使も含めて、多くの方々にこの問題は繰り返し言い続けなければいけないと思います。もちろんやった後のリアクションも考えて対応すると言っておりました。
 独裁国家が3代も続くわけがない。カダフィ然り、チャウシェスク然り、さかのぼればフセイン然りです。必ず独裁者は倒れます。キムの3代目だけがいつまでも続くわけがない、ということを私たちは強く訴えながら、国連を含め世論を盛り上げていこうということで訴えてきました。


  
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