救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮の再調査結果、予想される問題点?東京連続集会81 全記録



◆人質解放は相手の政府まかせという戦後病

中山 北朝鮮の拉致問題の重さ、大きさ、複雑さに比べれば、中央アジアでは人質になった時に情報が入ってきました。人質になった時は一刻も早く相手方と交渉して救出しないと、非常に難しい状況が出てきます。拉致問題は最初の被害者から考えると40年近く経っていますので、本当に難しいなと感じます。
 中央アジアの場合は、99年8月24日未明に、日本人鉱山技師4名がキルギスで人質になったとの情報が入ってきました。その日から動きました。この話をすると非常に長くなりますので、「ウズベキスタンの桜」には相当詳しく書いておきましたので、もしお時間があったら読んでいただければと思います。
 いずれにしても、戦後ずっと同じ状態であったと考えていますが、敗戦後の日本で日本国民が海外で被害にあった時日本としてどう対応するかですが、その事件が起きた国の政府にすべてをお任せする。これが戦後日本の外交です。それがずっと続いてきているわけです。嫌な思いはせずに、相手の政府に救出を頼むのが日本の戦後の外交でした。
 それがずっと貫かれていて、この人質事件は北朝鮮政府そのものが関わっているにも関わらず、交渉する段階では北朝鮮政府にお任せをするという考え方が続いていたであろうと考えます。これでは救出なんてできっこない。
 日本政府がまた日本全体が真剣に北朝鮮と交渉し、救出活動をしない限り、人質を救出するのは無理だと思うんですが、そういうことは戦後一切なされていません。ある意味では敗戦シンドローム、敗戦病といいのかもしれません。そういうところまでこの問題は関わってくる。また、日本の憲法そのものに関わる問題だといってもいいと思います。


  
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