救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「日朝合意「再調査」?こんな問題が起きないか緊急国民集会」全記録



◆北朝鮮にも最後のチャンス

古屋圭司(拉致問題担当大臣)
 今日はご苦労様です。安倍内閣が発足したのは一昨年12月26日でした。ちょうど一年半が経過しました。ので、まずは、衆議院で過半数をいただき、政権を担うこととなりました。その後、昨年の参議院選挙で安定過半数になりました。政治が安定をした。
 そしてもっと大きな変化は、なんといっても、この問題は総理を初め我々政府、そして議員連盟、そして家族会の皆さん、特定失踪者の家族の皆さん、そして国民の皆さんが世界に対して強烈なアピールをしていただいた。国際社会に対してそして国連に対しても。
 そのことが国際社会、国連の関係者にも、北朝鮮が何百人もの人々を拉致をしたという事実を知らしめることになりました。世界が、これは許しがたいという声を出しました。その結果、ご承知のようにCOIの報告書と国連人権理事会の決議です。
 拉致は金日成に始まり、金正日が拡大しましたが、息子の金正恩は直接加担していません。そういう大きな変化があったからこそ、今回初めて文章で合意して、日朝の協議をスタートすることにしました。
 一部の皆様には、いろいろは、甘いんじゃないかという声があります。わたしもそれはよく分かります。実は、先週、あるいは先々週、このところ衆参両院で拉致問題の特別委員会が精力的に開会されました。私ももちろんフルタイムで出席し答弁にあたりました。
 その時に、議員からもそういう声が多く上がりました。私は、むしろそれを歓迎したいと思います。なぜか。総理が20数年間この問題に取り組んできたことは、北朝鮮もよくわかってるはずです。
 譲歩するのはほんのちょっぴり、奪い取るのはたくさん、そういう北朝鮮のやり方は十二分に分かった上で、扉を開かないと交渉が始まらない。こういう決断をされたわけです。
 だからこそ、もし北朝鮮が今までのように不誠実な態度を繰り返す、あるいはまた嘘を繰り返すようなことがあったら絶対に許さないよ、北朝鮮にも最後のチャンスなんだよということを、議会の皆様も国民の皆様、関係者の皆様もその声を大きくあげていただきたいんです。
 我々はそういうことを十二分に承知の上で、この協議を始めました。だから私が会見で初めて申し上げた時に、「いよいよこれから胸突き八丁の交渉が始まる」と申し上げたわけです。
 3週間たちましたので色々なニュースがながれています。私からこうである、ああであるということはこの場では控えさせて頂きます。直接の交渉にあたるのは外務省の局長であり、向こうの宋日昊(ソン・イルホ)です。
 われわれは今までオールジャパンで取り組むと言ってきました。これからまさにその姿勢で取り組むことが必要です。官邸はもちろんのこと、拉致対策本部、警察、家族会、議員連盟、これがしっかり一体になって協議に臨んでいく。そのことで、北朝鮮が今までやってきた、譲歩するのはほんのちょっぴり、奪い取るのはたくさんということは絶対に許さない。
 私たちは拉致被害者全員を取り戻すことが大切です。体制もそういう考えにしっかり基づいた体制を確保して交渉に臨む必要があると感じています。今日の会は、ある意味で今までの会とは趣旨、目的が違うと思います。いよいよ本当の交渉に入る時に、皆さんの、すべての拉致被害者を必ず取り戻す交渉をしなければ、絶対に北朝鮮を許さないぞという会にしていただきたいと思います。
 私も皆様の熱い思いをしっかり胸に刻んで、政府を挙げて、安倍総理のもと、一体となって交渉にあたる決意です。以上、冒頭のご挨拶に代えさせていただきます。どうもありがとうございました(拍手)。
櫻井よしこ どうも大臣ありがとうございました。拉致被害者全員を取り戻すところまでいかなければ絶対に北朝鮮を許さない。それを北朝鮮にしっかり伝える会にもしたいと思います。ありがとうございました。
 ではこれより、パネルディスカッションにはいりたいと思います。平沼先生、荒木さん、西岡さん、皆さん壇上に上がってください。古屋大臣はここで御帰りです(拍手)。
 それでは、まず今回の日朝合意文書についてのお考えをうかがいます。合意文書のどこが評価できるのか、どこに不安を抱くのか、いろんな見方があると思います。お一人10分、基調講演のような形でお願いします。
 まず、平沼赳夫先生から、今回の日朝合意文書についてお考えをお願いします。

  
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