救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「北朝鮮は今どうなっているのか−東京連続集会79」全記録



◆イージス艦のSM3は北の弾道ミサイルを撃ち落とせるが

西岡 惠谷さんに聞きたいんですが、第1次安倍内閣の時、4類型の中で、アメリカまで届くミサイルを撃ち落とすことができるよう憲法解釈を変えるべきと書いてありましたが、日本が持っている迎撃ミサイルは、アメリカまで届くものは高度が高いので届かない。従っていくらこんな議論をしても空理空論だと、2007年当時言われていましたが、今日本が持っているイージス艦からSM3、陸上からパトリオット、パック3を2段階で持っていますが、それはアメリカまで届く弾道ミサイルを迎撃するのに有効な技術的水準を持っていますか。
惠谷 イージス艦のSM3に関しては有効です。パトリオット、パック3は射程は25キロで役に立ちません。
西岡 ずっと上がってきて、一番高いところまできたところを撃つのがSM3ですね。降りてくるところで打つのが陸上配備のパトリオット、パック3ですが、それは日本を守るためのもので、アメリカを守るためにはアメリカに置かなければならないわけで、それをわざわざアメリカに持っていくことはありえないですね。
 しかし、イージス艦のSM3は既にそういう能力を持っているわけですね。
惠谷 持っています。但し、北朝鮮にアメリカに向けて弾道ミサイルを発射する場合、ニューヨークであれサンフランシスコであれ、日本の上空、日本海を通りません。ミサイルは最短距離を飛びますから日本の北方向に撃ちます。しかし、仮に北朝鮮が、ハワイを狙って発射する場合は日本のイージス艦の出番になります。
西岡 しかし、今の日本の憲法解釈では、能力はあるけれども撃つことはできないとなっていますね。
 そうです。
西岡 それはアメリカから見たら、日本に来るミサイルをアメリカは撃つのに、アメリカに来るミサイルを日本は撃たないということになります。それでは日米同盟が弱体化するから、それは抑止力として、あるいは北に対する圧力として弱い、と。そういう観点で集団的自衛権が拉致に関係があるということですね。
 正確には、導入当時の官房長官が福田康夫さんでしたが、官房長官談話として、「そうしたケースについては迎撃しない。従って集団的自衛権自衛権の問題が生じるようなことはございません」と、わざわざご丁寧におっしゃった経緯があります。
 従って、従来のその解釈を変えないと、それを集団的自衛権の行使と呼ぶのであれば、その行使ができるようにしないと迎撃できない。米側は水面下では、この解釈について「ユー アー クレイジー」と日本をののしったと関係者の間では伝えられています。
西岡 つまり「同盟」と言いながら、また技術的に撃ち落とすことができるのに、わざわざ「しません」と言ったということですね。
 しかも、このイージスシステムもパトリオットも、米国から供与された技術であり、イージスシステムに関しては日本に対してだけ、とてもよいアップグレードされたものを供与したという経緯があるにもかかわらず、それを日本は自分のためにしか使わない、アメリカのためには使わないと言ったわけで、それをなるほどと思うアメリカ人は一人もいないでしょう。
西岡 システム自体がアメリカの軍事衛星の情報が組み込まれているわけですね。
 基本的には事前の兆候を偵察衛星が把握するケースがあると思いますが、それができない場合でも、静止軌道上に乗っている、赤外線、つまり熱源を探知するタイプのものがまず最初に、「発射」という情報を日本に伝えてきます。
西岡 アメリカの衛星の情報が日本を守るために使われ、イージス艦からミサイルを撃つというシステムなのに、またアメリカに届くミサイルを撃ち落とすことができるのに、「しない」と日本政府は言っている。
 そういうことだと思います。現在もそう言っています。この報告書の流れで、今後何らかの法改正が行われない限り現状ではそうだと思います。


  
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