救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「アメリカから見た拉致問題−東京連続集会74」全記録



◆日本人拉致被害者の救出のために心をこめて動いてくれたアメリカ人


 では現在はどうなのかということは後ほどお話しますが、拉致問題に関しては、ここらあたりまでの長い、長い、アメリカの日本への協力は、あまり表面に出ないけれども、一貫してあったのです。そのなかでも、結果として日本のため、そして日本人拉致被害者の救済、救出のために本当に心をこめたような熱心さで、動いてくれた人たちが何人かいます。
 そうした人たちを簡単に紹介させてください。
 その一人は、サム・ブラウンバックという上院議員でした。この人は先ほど提起した北朝鮮人権法案を非常に強くプッシュしました。彼は、北朝鮮の人権問題をまず取り扱い、その過程で日本人拉致問題もよく理解するようになったようです。
 例えば西岡力さんや島田洋一さんたちがワシントンに行けば、必ずこのブラウンバック上院議員が会ってくれるという状況が長く続きました。彼は日本からの一行の活動のためにわざわざ自分の上院議員事務所で記者会見を開いてくれるほどでした。
 アメリカでは上院議員というのは偉いんです。選挙で選ばれるというのが民主主義のリーダーの価値とすれば、大統領、副大統領に次いで上位とされるのが上院議員なのです。全米で100人しかいません。
 ブラウンバック氏はその高位の上院議員に40代でなっていました。元々信仰心の深いカソリック教徒でした。すらりと背が高く、青ざめた感じの人で、後でわかったんですが、皮膚癌だったんですね。それがどこかに転移しそうだという気配があって、当時、ずいぶん癌に悩まされていたことが後に判明しています。
 彼自身が後に告白するのですが、40代で癌になり、人間というのは死ぬんだなということを実感としてわかったそうです。そうするとアメリカの政界に出て、40代で上院議員というのはかなり将来が輝いているのだけれども、自分の政治的野心を追求することよりも、自分が本当に気分がよくなること、正しいと思うことを追求することが適切なのだということがよくわかった、と述べていました。
 彼は幸いにも今も健在でカンザス州の州知事をやっています。2008年には大統領選挙に出ようとしたのですが、資金不足を理由に途中で止めました。
 とにかくこのブラウンバック上院議員が私たち日本の拉致被害者の救出のために、すべて他のことを二の次にするというような感じでまで、実際に動いてくれたという時代がありました。
 それからもう一人。ラリー・ニクシュという人物がいます。先ほど西岡さんから紹介があった人です。ニクシュ氏は拉致問題でのアメリカ側の接触ではその最初から実によく動いてくれました。彼は議会調査局の朝鮮半島問題の専門家でした。議会調査局というのは下院議員435人、上院議員100人、計535人の上下両院議員に法案審議用の調査や資料を提供する公的機関です。
 ニクシュ氏は他のアメリカ政府機関、つまり国防総省とかCIA、国務省などとももちろん密接な関係があります。ずっと朝鮮問題をやっていて、日本の立場というものを理解していて、アメリカ側へのアプローチの方法を詳しく教えてくれる。こういうふうにやれば、こういうふうになるよということを教えてくれました。


  
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