救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

野田新政権に北朝鮮への全面制裁等要請?緊急国民集会(2011/09/05)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2011.09.05)

 昨日、9月4日、家族会・救う会・拉致議連は、東京・星陵会館において「北
朝鮮に『調査やり直し』約束の履行を強く迫れ!9/4緊急国民集会」を開催し
た。会場には立見席が出るほど満席となり、参加者は計500人を超えた。集会
には、新任の山岡賢次・拉致問題担当大臣も参加した。

 野田新総理に、「拉致被害者をすぐに返せという強いメッセージを自らの言葉
での発信、全面制裁発動、拉致問題を理由に朝鮮高校への無償化適用手続き停止」
を求めた決議案は昨日のメールニュースをご参照ください。

■野田新政権に北朝鮮への全面制裁等要請?緊急国民集会

 緊急国民集会を開催した9月4日は、北朝鮮が「調査やり直し」を一方的に破
棄して満3年目に当たる。家族会・救う会は、5月7日に合同会議を開き、「北
朝鮮からの動きを待つのではなく、今年9月には北朝鮮が調査やり直し約束を覆
してから3年過ぎたことを理由に再入国不許可対象拡大、送金全面禁止などの追
加制裁発動を求める強い運動を展開する」ことを決め、翌日、5月8日の国民大
集会では、「政府は、全ての被害者を取り戻すまで譲歩しないとの国家意思を示
すため、拉致問題を理由として送金停止と人の往来の全面停止を断行せよ。政府
と関係地方自治体は、朝鮮学校への公的支援を止めよ」等と決議し、政府に要請
した。

 これを受けて、今年6月10日の拉致問題対策本部会合で菅直人前首相は、
「9月を過ぎても約束を履行しないなら追加制裁を検討せよ」と指示した。

 しかし、菅首相はそれを実現することなく退任しただけでなく、辞任前日に我
々が反対している朝鮮学校への支援手続き再開を退任前日にどさくさまぎれに決
めるという許し難い行為に出た。このような中で、民主党政権への怒りや失望の
声が相次いだ。

 冒頭、主催者を代表して、飯塚繁雄・家族会代表が挨拶。「山岡先生で(担当
大臣は)5人目です。国として『絶対に解決するんだ』という意志があるのでしょ
うか」、「野田新総理は、拉致問題に対する日本の姿勢をはっきりと大声で言及
してもらいたい」と述べたほか、歴代民主党政権の対応に不満が多数出された。

 山岡賢次・拉致問題担当大臣は、準備した文書を朗読して、「追加制裁につき
政府で検討したが、選択肢の一つで、結論に至っていない」と述べ、会場から非
難の声が上がった。詳細は後日のメールニュースで報告。

登壇者は以下の通り。

総合司会=櫻井よしこ・ジャーナリスト、家族会=飯塚繁雄代表、横田早紀江、
有本明弘副代表、有本嘉代子、浜本七郎副代表、増元照明事務局長、増元俊子、
斎藤文代、市川龍子、横田哲也事務局次長、本間勝、松本孟、寺越昭男、北野政
男、内田三津夫、救う会=西岡力会長、拉致議連=古屋圭司 幹事長(自民党拉
致問題対策特別委員会委員長)、松原仁事務局長(民主党拉致問題対策本部副本
部長)、長沢広明・公明党拉致問題対策副委員長、泉田裕彦 ・北朝鮮による拉
致被害者を救出する知事の会会長代行(新潟県知事)、三富佳一・拉致問題地方
議会全国協議会副会長(新潟県議会議員)、荒木和博・特定失踪者問題調査会代
表、三浦小太郎・北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表。

 その他、各地救う会役員、特定失踪者家族、各地の県会議員20数名など多数
の地方議員が参加。また、東京都副知事をはじめ、地方自治体の拉致問題担当者
も参加した。

以下は、飯塚繁雄・家族会代表の挨拶。

◆飯塚繁雄・家族会代表(田口八重子さん兄)

 こうした集会は、もう数十回行われましたが、その間、有効なご報告ができな
いのが非常に残念ですし、皆さんとともにその思いをまた次に送ることになって
しまっているわけます。こういった経過を見ると、私たちの救出活動は14年目
になりますけれども、この間、総理大臣は11代目。にもかかわらず何の実績も
出ないもどかしさは、我々家族のみならず皆さんも相当お感じになっていると思
います。

 そういう中で民主党政権になってからも期待は当然ありましたけれども、実際
には具体的進展がない。また、民主党政権の拉致問題担当大臣も今回の山岡先生
で5人目です。そういったことを考えると本当に国としてこの問題を絶対解決す
るんだという意思があるんでしょうか。それが私たちがいつも懸念するところで
ございます。確かに対策本部その他でき、それぞれ活動して頂いておりますが、
どうも「やってます」、「やってます」だけで、その経過なり結果が思わしくな
い。

 こういう状況の中で北朝鮮は、皆さんご承知のとおり非常にしたたかな対応を
しておりますし、ちょうど3年前、日本人拉致の調査をするという約束をしなが
ら、単に日本の総理がコロコロ代わるから対応できないという簡単な理由で反故
にしてしまったような状況です。しかしながらその約束はまだ生きています。し
たがって、これを直に日本政府が強力に北朝鮮に対して「早く実行せよ」、「い
つまでに報告せよ」という要請をしていかなければいけないのではないか。

 ボールを投げてあるから、その内帰ってくるだろうという話もありますけれど
も、そんな問題ではないんです。人の命がかかっている問題なんです。

 6か国協議の枠組みの中でという話もありますけれども、日朝の約束事につい
ては当然ながら日本政府が直に北朝鮮に対して、「どうしたんだ」、「まだか」、
「早くしろ」というような強いメッセージを与えていかなければいけないのでは
ないか。

 そして今回、政権担当が代わり組閣がなされて新しく山岡担当大臣が決まりま
したけれども、また一から出直しかというのではなくて、もうすでにこの問題は
どの先生方も100パーセント周知の問題であると思います。したがって、間髪
を入れずに、今日以降この問題を十分に考えて頂きたい。

 確かに専任ではなくて、国家公安委員長、消費者庁兼務という関係もあります
が、その中で、拉致は後でいいやというようなことは絶対ないようにして頂きた
い。

 一番大切なのは、新しく総理になった野田総理大臣につきましては、拉致問題
に対する日本の姿勢をはっきりと大声で言及してもらいたい。当の北朝鮮側が拉
致問題はどんどん冷めていきつつあると受け取るような間違ったメッセージを出
さないように、相変わらず日本国としては強い態度で、この問題は絶対解決する
んだというメッセージをまず出すことが、私たちの信頼についても、またこの問
題に対する対応についても大きく変わるはずです。

 そして国民の皆様方が、今度こそはやるなというような受け取り方をできるよ
うに、是非総理にお願いしていきたい。近々面会をして頂けるよう要請をします
けれども、今回、こういった体制の中で、拉致問題については、東日本の被災者
の問題も当然ありながら、同じく命がかかった問題として並行して取り組んで頂
きたく強くお願いする次第でございます。

 今日いろいろ論議があるかと思いますけれども、皆様におかれましても引き続
きこの問題に対するお力添えを是非お願いしたいと思います。宜しくお願い致し
ます。

以上

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
■菅首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]https://www.kantei.go.jp/k/iken/im/goiken_ssl.html?guid=ON

葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 野田佳彦殿

■救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
  
■ サイト内検索 ■


■ メールニュース ■
2024/04/19
家族会・救う会が米国国連大使と面会
2024/04/15
日本維新の会が政府に「拉致問題に関する発出文書」提出
2024/04/12
国連総会が北朝鮮の人権侵害非難を決議
2024/03/18
家族会・救う会の新運動方針について4
2024/03/15
家族会・救う会の新運動方針について3

■過去のメールニュース■

  ■ 2024年
  ■ 2023年
  ■ 2022年
  ■ 2021年
  ■ 2020年
  ■ 2019年
  ■ 2018年
  ■ 2017年
  ■ 2016年
  ■ 2015年
  ■ 2014年
  ■ 2013年
  ■ 2012年
  ■ 2011年
  ■ 2010年
  ■ 2009年
  ■ 2008年
  ■ 2007年
  ■ 2006年
  ■ 2005年
  ■ 2004年
  ■ 2003年
  ■ 2002年
  ■ 2001年
  ■ 2000年
  ■ 1999年
■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ 映画「めぐみ」 ■ 

映画「めぐみ」

■ 書 籍 ■