救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「拉致再調査で人道支援」は誤解を与える(2007/08/30)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2007.08.30)

■ 「拉致再調査で人道支援」は誤解を与える
 本日の新聞によると、外務省が「拉致再調査で人道支援を検討中」との記事が
掲載されていた。これは北朝鮮側に誤解を与える危険な対応となることが危惧さ
れる。

 政府は、拉致問題の「解決」とは「すべての拉致被害者を返すこと」であり、
拉致問題の「進展」とは「北朝鮮がすべての拉致被害者を返すことを決断した上
で、送還を開始すること」とし、調査をしたとか、部分解決で終わらせること等
は受け入れられないことを表明している。今回、拉致問題の再調査で支援を行え
ば、この基本方針が変更されたと誤解されかねない。

 北朝鮮は今年の夏の水害を理由に国際社会に支援を求めた。被害の規模は発表
される度に増え続け、国連緊急援助調整官室(OCHA)は、8月26日、北朝
鮮当局と国際機関が集計した資料として、「水田は全体の20%、トウモロコシ
畑は15%以上が流失または水没・浸水し、今年の予想収穫量の穀物損失は10
0万トンに達する」との推計を発表した。しかし、この数値は北朝鮮の報告を丸
呑みにしたものである。95年の大洪水の時でも、洪水による農地の土壌流出は
わずかであったし、そもそも水田の稲が数日水に浸かっても、開花期でない限り
ほとんど被害を受けるものではない。国連機関には稲作の知識を持つ人がいない
のか、あるいは自分たちの仕事を増やしているだけではないのか。

 北朝鮮は、金融制裁で外国にある口座が凍結されているだけでなく、覚醒剤や
偽札を国外に出しにくくなっており、国内で使用しているという。今や、外貨不
足で必需品の輸入もままならず、「援助」だけが頼りのため、水増し報告をして
いるのである。確かに一定の被害はあった。それに対応するというのであれば、
「拉致再調査」とは切り離してやるべきである。それも、本当に困った人に食糧
等が渡るように、炊き出し支援など、消費のモニターが可能な支援をすればいい。
国連機関は配給のモニターをしているが、いくらモニターしても、保存可能な穀
物は後で権力者に回収されるだけである。ご飯やパンにして、その場で消費して
もらうのが一番である。

 「拉致再調査」などを要請しても、時間稼ぎに使われるだけで、その結果も見
えている。再び偽の死亡情報を聞かされるのはまっぴらである。

 救う会事務局長 平田隆太郎



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