救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

新潟の会関東新潟県人会街頭署名活動(2002/12/22)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2002.12.22)

■新潟の会関東新潟県人会街頭署名活動

 12月22日(本日) 13:00〜16:00
 場所 京成上野駅前(上野公園入口会談下)
 お問い合わせ 03-3367-8653(桑原)
 
 昭和49年2月に佐渡から行方不明になった大澤孝司さんの兄、茂樹さんも参加予定
です。

福岡救援ニュース 平成14年12月23日号

■奇妙な相似性―福井アベック拉致事件と福岡アベック失踪事件の比較から

※以下は福岡の会のニュースレター(12月23日号)に掲載された青木英実代表の論文
です。ご参考までお送りします。なお、文中では報道にもとづき氏名を明らかにして
いますが、この事件については現時点でご家族からの救う会への届け出がありません
ので、26日に予定されている第1次の「拉致の可能性のある失踪者」の発表では匿名
情報の中に入る予定です。(荒木)

 去る10月15日、北朝鮮から帰国した5人の拉致被害者は今後も祖国に止まり家族を
待つことを誓い合っている。その中に、福井県小浜市から1978年7月7日に拉致された
地村保志・浜本富貴恵夫妻がいる。

 この拉致事件と先般からRKB毎日テレビなどで報道された、福岡県糸島郡志摩町
でのアベック失踪事件には奇妙なほどの一致、相似性が見られる。

 まず、福井県小浜での事件を振り返ってみたい。

 1978年7月7日、福井県小浜市の大工見習い地村保志さん(1955年生、当時23歳)、
ジーンズショップ店員浜本富貴恵さん(1955年生、同23歳)はデートのため家を出た
後小浜湾に面したレストランで食事をしたのを最後に消息を絶った。警察が捜索した
結果、小浜公園の展望台でキーロックしたままの保志さんの軽4輪車が発見された。
その後彼らについての情報はなく、また家出、心中などを疑わせる状況もなかった。
帰国前の事情聴取で夫妻は、小浜公園に星を見に行ったところ4人の男に襲われ、袋
に入れられた。その後二人は別々に船を乗り継いで北朝鮮に連れて行かれ、1年4ケ月
後に再会結婚したと述べている。

 一方福岡の失踪事件のほうはどうか。1974年1月12日、三浦和彦さん(1952年生、
当時21歳)、波多野幸子さん(1955年生、当時18歳)は、勤務先の福岡市博多区美野
島の九州松下電器本社工場を出た後、消息を絶った。その後警察によって糸島郡志摩
町芥屋海岸で和彦の車が発見された。車内には、和彦の免許証、コートが置いたまま
になっていた。近くには両人の靴が片一方だけ落ちていた。警察は、警察犬、ダイバ
ーも使って捜索したが、両名の消息はまったくつかめなかった。家出や心中を疑わせ
るものはなかった。

 家出であれば、車が放置されるということがそもそも不自然であり、冬の1月に入
水自殺、しかも靴を片一方だけ履いてなど全く考えにくい。

 なお、1978年8月12日に拉致され、今回北朝鮮が死亡と通告してきた市川修一さん
(当時23歳)、増元るみ子さん(当時24歳)も鹿児島県吹上浜の海岸に修一さんの車を放
置したまま失踪、近くの砂浜に修一さんのサンダルが放置されていた。

 次に両事件の地理的な条件を見てみよう。

 小浜市を中心とした地図と、博多から前原半島、唐津を経て東松浦半島にいたる地
図を開いてみよう。とくに小浜湾を取り巻く地形と、唐津湾を取り巻く地形が極めて
似ていることに気づかされるだろう。

 小浜湾に覆いかぶさるように張り出した内外海半島北部には若狭国定公園の景勝地
蘇洞門がある。

 これは、花崗岩が日本海の荒波に海食されてできた、いわば自然の海中トンネルで
ある。もちろん船でしか近づくことはできない。奇岩・洞門・洞窟などが多い景勝地
であるということは、死角が多く隠れるのに容易だということである。

 一方前原半島も唐津湾に張り出した位置にあり、その北部突端の失踪現場、芥屋海
岸には、これまた玄武岩が海食されてできた海中の洞門、芥屋大門がある。江戸時代
には外国船を監視する遠見番所が近くにおかれ黒田藩士が常駐していたといわれる。

 地理的に似ているだけでなく、戦略的な位置にも共通点がある。

 小浜市は、近くに関西電力の美浜、大飯、敦賀発電所がある。また敦賀市と軍港舞
鶴のほぼ中間点にある。

 他方、唐津湾岸の中心は佐賀県唐津市であるが、唐津と芥屋は直線距離で約20km。
そして、芥屋のある前原半島の反対側、唐津湾西部の東松浦半島の佐賀県玄海町には
九州電力玄海原発がある。ここまで唐津からだとやはり直線で20kmほどである。さ
らに唐津は福岡市と軍港佐世保からほぼ等距離にあり、今は地下鉄とJR、かつては旧
国鉄筑肥線一本でつながっていた。なお、この旧国鉄筑肥線で博多の次の駅が、福岡
の男女二人が働いていた九州松下に近い筑前美野島駅であった。

 また唐津の隣町浜玉町からは、朝鮮半島をにらむ背振山レーダーサイトのある背振
村へ直線で約30kmほど。

 小浜市も唐津市も車で1時間〜2時間移動すれば、戦略上の重要地点で活動できる
のである。

 つぎに朝鮮半島との関係である。兵本達吉氏は、北朝鮮の工作員は、古来から朝鮮
半島とつながりが濃く、地理・ 水理をよく知っている場所で活動すると述べている。

 福井の敦賀、小浜あたりも万葉集の頃から朝鮮半島とつながりがあるというのであ
る。

 唐津周辺は、これまた古来から朝鮮半島との関係が密接というより、北部九州の歴
史は朝鮮半島との関係を抜きにしては語れない。それこそ日本書紀の昔から、元寇、
秀吉の朝鮮出兵から朝鮮戦争まで。

 なお北朝鮮と関係で言えば、すでに何度か指摘しているが、元朝鮮総連幹部の韓光
煕氏は、「わが朝鮮総連の罪と罰」の中で、佐賀県唐津市の虹の松原周辺に工作員と
の接触ポイントを作ったと述べている。これが60年代後半から70年代はじめの頃であ
る。

 さて、両事件を比較してみて最大の問題は時期の問題である。いうまでもなく一連
のアベック拉致事件は1978年に連続して起こっている。政府認定の事件は1970年代後
半に集中しているのである。これは、金正日が工作部門を掌握し工作活動の強化、日
本人化教育の徹底化を進めたからであるとされている。

 アベック拉致も、一人だと精神的に不安定になるからということで、70年代に思い
つかれた方法と考えられている。よど号グループの結婚作戦も1977年頃から始められ
ており、日本人拉致は70年代後半から、目的は日本人化教育のためか、成りすましの
ためというのが一般化しているようである。

 しかし、最近1973年7月7日に千葉県市原市から失踪した古川了子さん(1955年生、
当時18歳、三井造船勤務)を、安明進氏が915病院で目撃したと語ったこと。曽我ひ
とみさんと同じ新潟県佐渡で1974年2月に行方不明となった大沢孝司さん(当時27歳
)が拉致と疑われていることなど、70年代全般についても多くの拉致疑惑が提起され
ている。

 全国協議会では、これについて日本人拉致は70年代後半に金正日の指令ではじめて
起きたのではなく、それ以前からまた最近まで続いていた可能性もあるとしている。
目的もまた多様だったのではないだろうか。

 安明進は、北朝鮮は60年代から70年代にかけて日本革命を目指して「日本人村」を
作ったことがあったと述べている。北朝鮮は70年代初めまでに党内粛清を終わり、主
体思想の体系化、徹底的な国民監視システムの完成など金父子による完璧な独裁政治
を作り上げた。また73−74年頃に金正日が正統な後継者とみなされるようになった。

 1970年によど号事件が起こるが、よど号犯グループは1972年頃には北朝鮮に洗脳さ
れ、金日成・金正日の指導の下で、日本革命を行うと宣言した。

 1974年頃に北朝鮮は中国に核開発絵の支援を求めて最終的に断られたという。、そ
の後核の自主開発に踏み切ったと考えられる。韓国も同時期にフランスと共同で極秘
で核開発を始めていたがアメリカの反対で撤回されたといわれている。1974年夏には
文世光事件が起こり、北朝鮮の思惑通り日韓関係の悪化を招いた。

 拉致事件についても、これまでの「常識」にとらわれずにもっと大きな枠組みでと
らえなおす必要がありそうである。とりわけ70年代前半という時期は、一連の政府認
定の事件と他の多くの拉致疑惑とをつなぐミッシングリンクかもしれない。

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救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
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担当:荒木和博(事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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