救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「膠着状況が続 く朝鮮半島情勢のもとで拉致被害者救出を考える」全報告



◆中国は日米韓の中で一番弱い韓国に謀略をしかけ分断が奏功

矢板明夫(産経新聞外信部次長)
 先ほど西岡先生がおっしゃった通りですが、もう少し説明すると、中国は北朝鮮に支援はしているんですが、その支援はかなり限定的です。制裁がすごく効いているのは間違いないですね。中国は北朝鮮をカードとして使いたいと思っていますが、支援し過ぎるとカードの意味がなくなるわけです。
 もう一つ、中国は今アメリカと全面対決している中で、アメリカは一国中心主義、中国は国連中心主義ということを今言いだしています。自分が国連安保理の常任理事国であって、自分が賛成した決議を自分が守らない対米上都合が悪いのです。自分が賛成したものは面子にかけて守らなければならない。
 3つ目は、中国の北朝鮮に対する態度は、以前から「生かさず殺さず」なんです。北朝鮮にたくさんお金を出すと必ず悪さをするから、餓死寸前の時に少し食べ物をあげるみたいなことをずっとやってきたんです。
 北朝鮮は決して裕福にはならない。自由になるお金はないけど支援しない。それが北朝鮮の中国に対する最大の不満でもあります。
 今後の中国を考えると、今は米中全面対決の時代で、中国と北朝鮮とロシアがなんとなく一つの陣営になっている。それに対し日米韓です。この三角関係が対決になる。3対3の戦いでは中国は困るのですが、日米韓の中で一番弱い韓国に今謀略をやっています。
 具体的に言うと、日韓の対立を中国がかなり煽っています。例えばGSOMIAの話で、ぎりぎりの段階で回避されましたが、翌日中国外務省の報道官のコメントが非常に悔しそうで、「第三国にとってマイナスのものはだめだ」みたいな、非常に面白くないコメントをしています。歴史問題を煽って日韓を対立させるのが一つ。
 もう一つは、韓国国内にある反米感情を煽って米韓分断をしたい。
 3つ目は、韓国の中の親北勢力を支援して、韓国社会を分断させる。そういう日米韓の中の韓国を崩すことをやって中朝、中ロの同盟を強くしたいという謀略をやっていて、謀略の国ですからけっこう奏功しているわけです。
 確かに制裁は効いていますが、北朝鮮が本当に困った時に中国が助けます。これが非常にやっかいなんです。死にそうになたら中国が助けるわけですが、中国の謀略に負けないように、しっかりした対策をしなければならないと思います。
 あと拉致問題ですが、ちゅごくの優先順位の中で北朝鮮の体制保障を重要度の高い順位につけていますので、北朝鮮が拉致問題に応じると体制に影響が出る可能性があると考えていますので、なるべく触れたくない。しかし、もっといい条件があれば拉致問題が動く可能性は十分あると思います。
 中国の国益とそんなに関係がない問題ですから。そういう意味で日本がどういう条件を出すかに関わってくると思います。
櫻井 そうすると、拉致問題を解決するために、今お話にあった複雑な関係をどうやって解いていくかということになります。西岡さん、米朝が動けば日本の出番が来る、日本がなければ金正恩の体制はないわけですが、このカードが最後の切り札になると思います。それを使うような場面が来るために、私たちは今何をしたらいいだろうか。いかがでしょうか。


  
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