救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「膠着状況が続 く朝鮮半島情勢のもとで拉致被害者救出を考える」全報告



◆日本が一番弱い所は軍事、国会で議論もしない

古森義久(ジャーナリスト、麗澤大学特別教授)
 アメリカと北朝鮮との関係ですが、トランプ政権の考え方について少し補足させていただきます。トランプ大統領が米韓同盟について非常に懐疑的で、「もうやめちゃってもいい」、あるいは「在韓米軍を引いてもいい」と言ったというような話が流れています。
 しかし公式にはそういうことは言ってないんです。いくつかの例証があります。一つは、今アメリカの議会が最終段階に入ってきていますが、2020年国防権限法があります。会計年度は2019年10月から始まる1年間ですが、アメリカは国防費をどれくらい何のために使うかを膨大な文書にして出しています。
 この中で朝鮮半島に関しては、在韓米軍は28,500人で、これ以上減らさない。減らす場合のお金を議会としては出さない、と書いてあります。付け加えると北朝鮮の非核化のためのアメリカの戦略はCVIDで、これはトランプ政権の最初の戦略ですが、これもはっきりと2020年国防権限法に書かれています。
 ですから軍事面でのトランプ政権の北朝鮮に対する考え方は厳しくて、今も何も変わっていないことです。だからアメリカはそれに備えなければならないし、一番大切なのは臨戦態勢をしっかり保つということです。同時に軍事的抑止、相手を攻撃して破壊する意思も能力もあるということを見せるということです。この2つが柱になって対決していますから、日本において、朝鮮半島情勢に対して我々が一番弱い所は軍事です。
 軍事で何が必要なのか。それを研究することさえなく、国会で一回でも議論したことがあるか。ないですね。日本の戦後のあり方というのは、軍事というのは忌避するということで、その代償を払わされたりします。
 アメリカはまず軍事をすごく重視している。そういう背景があって、北朝鮮にちょっと変わった動きがある場合、あるいはアメリカがやってくれると言ってくれていることをやらない場合、なんとなく危険なものが飛んでくることが常にあるわけです。
 金正恩がシンガポールであるいはハノイで2つのことをきちんと約束した。これは核開発を止めるということと、長距離弾道ミサイルの開発を止めるということです。日本が気になっている短距離弾道ミサイルについては残念ながら放ってあります。中距離弾道ミサイルも北朝鮮はいっぱい持っています。撃ったりしても何も言わなかった。しかし軍事にかんしてはアメリカはきちんとやっているわけです。
櫻井 古森さん、どこかの記者会見で「CVIDについては何もいわなかったじゃないか」ということですが、トランプさんは「言わなかったのは時間がなかったからだ」みたいな答えをしていますが、アメリカの国防総省等の専門家の間では、対北朝鮮政策は非常に堅固だと私も思いますが、肝心のトランプさんが、気持ちはどうであれ詰めが甘いところに若干の懸念を抱く人もいます。これについてはどうでしょうか。


  
■ サイト内検索 ■


■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ アニメ「めぐみ」 ■ 

■ 書 籍 ■