国際セミナー「膠着状況が続 く朝鮮半島情勢のもとで拉致被害者救出を考える」全報告
日米を中心とする国際社会は、北朝鮮が核・ミサイルの完全な放棄をしない限り制裁を維持・強化するという断固とした姿勢を崩していません。金正恩が核ミサイルの廃棄と拉致被害者の全員返還を決断するまで国際圧力が続き、それを実行するなら経済再建への道が開けるという枠組みができました。
その枠組みの中で、いま金正恩政権とトランプ政権のにらみ合いが続き、拉致問題も膠着状態に陥っていますが、今年12月13日に東京で開催された国際セミナーでは、米朝関係、中朝関係、北朝鮮の内部情勢を論じた上で、金正恩に「すべての拉致被害者の即時一括帰国」を決断させるために、日本がどのように動くべきかを考えました。